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清酒の異臭の勉強会

昨日、ちょっとご縁があって

長野県酒造組合が主催する

「貯蔵・出荷管理講習会」に参加してきました。

 

そこでは

「清酒製造における異臭とそれらの発生要因及び対策について」

の専門家の先生の講演がありました。

 

面白いのは、実際に標準見本としての

お酒がずらりと並び、きき酒体験ができるのです。

 

お酒のにおいに関して

私は「いい香り」「嫌なにおい」

(↑二択とは表現が貧相な・・・)

これぐらいであとは臭いが強いか弱いか

そんなていどの表現力しか持ち合わせていませんでした。

 

ところが「清酒フレーバー」としては

なんと大きく分けて42種類もあるようです。

 

会場では代表的な15種類の「きき酒」ができ

参加者の酒蔵関係者は熱心にその香りを

感じ、また「けもの臭」だとか「ひなた香」「木香様臭」などなど

様々なにおいの表現を書き留めていました。

 

その道のプロとなるとさすがです。

そして答え合わせをします。

はい、まったくわかりません。

確かにそれぞれ臭いが異なることはわかります。

だが、それが「かび臭」なのかなんなのか

その判別まではできません。

 

4時間の間に「きき酒」と「講習」がみっちりと詰まっており

とても面白かったです。

 

答えをみて、そして講習を受けてから

再度、臭いを嗅いでみると

確かにそれっぽい匂いがそれぞれします。

 

今回の見本は「オフフレーバー」といって

清酒には好ましくない臭いの代表たちが並んでいました。

 

確かに「酪酸」のにおいはキビシイ臭いで

「げろ」の臭いでした。(これはダメだとさすがにわかった)

※業界では「渋柿香」といい「銀杏、チーズ様の臭い」と表現するようです。

 

しかし、その中で「老香」は

私にとってはいい香りに感じました。

 

またフェノール臭は

清酒にとっては「オフフレーバー」ですが

ワインやバイチツェンビール(ドイツ)では「特徴香」として

好まれていたりもします。

 

清酒の業界で、優秀とされるお酒をつくるために必要なことと

その対策などとても興味深く有意義な内容でした。

 

そして、もう一点おもしろかったのは

「カビ臭」のお話

 

カビ臭の原因物質としてTCA(2,4,6-トリクロロアニソール)

というのがわかっているのですが、

 

なんとその原因は「防カビ剤」や「塩素漂白」だそうです。

 

製造工程で使用する道具や、資材置き場としての木製パレットなどを

衛生的に処理するためにしている行為が

実は「カビ臭」の一因になっているようです。

 

防カビ剤を使っていることが

「カビ臭」の原因になるとは皮肉ですね。

 

ここで学んだことは、とても有意義で

清酒の業界での活用はもちろん

私が個人的に製造している味噌や醤油の仕込みや

保存にも活用できそうです。

 

今回の講習を通じて

日本酒の奥深さとその魅力に

あらためて気づかされました。

 

ありがとうございます!

 

| 東洋医学 | 11:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
なぜ、不健康食品を食べてしまうのか

テーブルにお土産にいただいたお菓子がある。

Web上の写真(ライセンスフリー)を引用のため何かは不明です。

 

明らかにメーカーの利益優先でつくられた食べもの風の品。
防腐剤がたっぷりで栄養欠落どころか
体内の大切な要素を浪費してしいそうな食品。
そして食べた後には胃もたれを引き起こし

後悔することがわかっている。

 

でも、、、つい食べてしまう。

なぜだろう。


それは異時点間の選択

もっとも困難な意思決定でもあるからである。

 

今の快楽(脂質や糖などの栄養の容易な補給)と

将来の健康という異なる時点のものを

きちんと比較し選択するということが

脳の構造上難しいらしい。

 


1980年にコーネル大学の経済学者、リチャード・セイラーがその理由を検証した。
セイラーによると、異時点間の選択の非合理性を理解する唯一の方法は

人間の頭が単一の意思決定者であるとは考えずに、「二つの半自治的な自分」から成る

ジョイントベンチャーだと考えることだ、という。


この「半自治的な自分」の一方をセイラーは「近視眼的な実行者」と呼ぶ。

すなわち、手っ取り早い満足感だけに関心がある自分だ。

 

もう一方は、将来を見据えた「計画者」で

実行者を管理しようとすることを任務としている。


・・・この二つの自分は「単一時点で衝突し」

その衝突の結果、よくない意思決定を下してしまうことだ。


なぜ

1980年代終盤には、脳スキャンなどの新たな医療技術により

「人間の意思決定プロセスは二つの大きく異なる

脳内プロセスどうしの争いのようなものだ」ということが

実際に確認され始めたのだ。

 

一方には、高い認知プロセスがある。

これにあたるのが、前頭前皮質という脳の比較的新しい部分で

複雑な問題解決や抽象的な考えを司る。

 

もう一方の部分は比較的古い部分で、主に辺縁系

またの名を「爬虫類脳」といいい、危険やセックスなど

存在に関係する活動への本能的なアプローチを司る。

この前頭前皮質が将来どんな不都合が表れるかを

想像できるのに対し、辺縁系はそうした将来的な結果に関しては

まったく関知しないという奇妙なカップルはすべてにおいて異なっている。

[「衝動」に支配される世界 我慢しない消費者が社会を食いつくす」

ポール・ロバーツ著 神保哲生解説 東方雅美訳 ダイヤモンド社より引用]

 

食べると「旨いが死ぬ」or「食べなければ生き延びる」

という選択肢ならだれでも容易に後者を選べるだろう。

 

問題は、近代の科学の進歩のおかげで

生み出された農薬、食品添加物、薬品などは

ただちに健康に影響のでない。

 

食べものには、残留農薬、食品添加物が含まれる。

人の生命や健康に対するリスクと有用性を秤にかけ

有用性が勝れば、これを是とする考え方が行政や食品メーカーなどの主流となっている

 

リスクが全くない、ゼロリスク論は

個人的には目指したいがあくまで理想論である。

 

一般的にはネグリジブルリスク論が採用され

リスクがあっても化学物質を使用することの有用性が勝る時には許可されている。

 

※ネグリジブルリスク論:些細なリスクがあっても

それに勝る有用性があれば、使用を認めてもいいという考え方をいう。

毎日一定の量を摂取しつづけた場合、10〜100万人に一人が

あらたに死亡したり重篤な疾患になるリスクをいう。

[食の安全事典 山口英昌監修 旬報社]

 

宝くじより当たる確率が高そうだとか

単体で認可されているといっても複合でのリスクはどうなのかとか

通常の人より敏感だとどうなるのかとか

想定されているより大量に食べた場合はとか

 

そんなことはさておき

 

将来得られるであろう利益(不健康にならない)

というものは、とてもイメージし辛く、後回しにされる。

 

そして「近視眼的な実行者」が勝ってしうのである。

 

 

身体に悪いとわかっていても

つい食べてしまう自分を許してあげることにしよう。

そう、それは「爬虫類脳」があるかぎり仕方ないこと。

 

ただ、危険な誘惑の多い現代社会を

健康で乗り切るためには、将来どんな不都合が表れるかを

想像できる前頭前皮質を日々鍛えていくしか無いようである。

 

誘惑が目の前にやってきた時

衝動で行動する前に、一息ついて

冷静に、そして客観的に異時点間の選択をし直してみる。

 

そんな訓練を積み重ね「計画者」を育てていこう。

健康の知識があるなしに限らず

異時点間の選択は間違えるものだと認識した上で。。

 

| 東洋医学 | 18:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
食育推進委員

私、安曇野市の

食育推進委員に任命されました。

 

本日、平成28年度 第一回安曇野市食育推進会議が

安曇野市の穂高健康支援センターにて開催されました。

 

そこで安曇野市長のお名前で

「人事通知書」を頂戴したわけです。

 

二年間の任期ではございますが

安曇野市食育推進委員として微力ながら

地域に貢献させていただきます。

 

そして、本日さっそく

実績や計画さらに今後の方向性などの協議がはじまり

10名近くの市の担当者と15名の委員による会議がありました。

 

市の担当者による過去実績をまとめた資料や

食育推進の目的提示や理念、方針はとても素晴らしく

委員会会長や市の担当者の能力の高さを感じることができ

とても安心感を得ることができました。

 

そうは言っても、ただ参加して聴いているだけなら

私が貴重な時間を割いてまで委員参加した意味がないので

適度に質問と意見を発言しておきました。

 

特に感じたのは

資料の中では素晴らしい文言が並んでいるのですが

この内容が市民に伝わらないと意味がないです。

 

たとえば「糖分の摂りすぎや運動不足等の生活習慣が

市民の健康状態の現状の結果を招いている可能性が考えられる」として

具体的に、学童期から摂取を控えることが必要だと書いています。

 

※本文「糖分、特に菓子やジュース、アルコール等の単糖類をよく摂る食習慣は

特定健診を受ける40歳から74歳までの世代だけのものでなく

親、祖父母から子へつながってきく可能性が高い習慣です。

特定健診を受けた後の保健指導のみならず、乳幼児期、学童期からの

食生活を見直すことにより長期的な視野に立った

生活習慣病の予防を行うことが大切です。」

 

この素晴らしい考え方が書かれた

「安曇野市食育推進計画(第2次)」は

平成26年3月に安曇野市が作成しています。

 

そこで、これらはどこまで学校給食の現場に反映されていますか?

と質問したところ、情報共有することが可能な会議は開催されているが

各、給食センターの管理栄養士さんの任せで

特に指示もしなければ、どうかえたかのフィードバックも特にないようでした。

参加していた教諭の話では、変わっていないようです。

 

それより、え、なんでそんなことを突っ込むの?

といった雰囲気があり、今日わかったことがあります。

 

別管轄への干渉の難しさや

影響力の無さを自覚しているというか

できないものだと思い込んでいるように感じました。

 

自分たちの中でできることは

もちろんしっかり推進するが、別組織(例えば給食センターや学校)へは

情報を提供はするが、具体的に何かを共同で推進するとかは少ないようです。

 

普通の企業なら、「いい商品を作りました」で

終わりでなく、そこから「いかに売れるか」を模索するわけです。

そのために別の会社とも必要に応じて連携したりもします。

 

しかし、どうも「いい商品づくり」に全力投球で

あとは店頭に並べたら終わりといった雰囲気で

どうやったら売れるか(活用してもらえるか)と考える時に

どこの組織と連携すべきかという発想がもっとあればいいのにと感じました。

いい商品なのに、目だたないという非常にもったいなさがありました。

 

そのあたりを、今後は打破するお手伝いをしていきたいです。

せっかく民間からの委員参加なので

民間の感覚をお伝えしていきたいものです。

 

ここでは書きませんが

民間企業ではあり得ない感覚がちらほら・・・・。

予想はしていましたが、あらためて驚きました、

(私と同様、民間参加の人なのにって方も)

 

 

まだ、今回は様子見でおとなしくしておりましたが

安曇野でも医療費が増大し続けているという問題があり

また、変革には時間がかかるものなので悠長にはしてられません。

 

次回からは安曇野の未来のため積極的に参加していきます。

 

日本の食文化を変えることを目標に活動している私としては

地元、安曇野市からいい流れを作っていきたい。

| 食事療法士活動 | 21:36 | comments(1) | trackbacks(0) |
アレルギー医療革命

「アレルギー医療革命 花粉症も食物アレルギーも治せる時代に!」NHKスペシャル取材班 (著) 2016/3/25文藝春秋

大反響の「NHKスペシャル」を書籍化!

以下≪≫は文藝春秋の作品紹介

≪大反響の「NHKスペシャル」を書籍化!

 

これまでアレルギーの”常識”とされてきた数々の情報。
「一度発症した花粉症は治らない」
「アレルギーになりたくないなら、アレルゲンをとにかく排除する」
「アレルギー予防のために、離乳食はゆっくり進める」
「卵などのアレルギー食品は赤ちゃんに食べさせないのがベター」
「妊娠中、授乳中の母親の食事が子どもをアレルギーにする」……。

これらはすべて、間違いでした!

20世紀後半から、先進国で爆発的に増加したアレルギー。
日本では国民の4人に1人が花粉症を、
赤ちゃんの10人に1人が食物アレルギーを発症しています。

アレルギーパンデミックとも言われるこの状況を打開する手はないのだろうか?
最新研究に迫ろうと始動した取材班が直面したのは、
医療の常識が根底から覆ろうとしている衝撃の事実でした。

カギを握る存在として注目されるのが、日本人研究者が発見した
新たな免疫細胞「Tレグ」です。
この細胞の働きが分かったことで、アレルギー発症メカニズムの解明が進み、
完治を目指す根治療法の研究が世界中で始まっています。

世界中の最新研究を丹念に取材し、アレルギーの予防と完治に向けた実践的な情報が詰まった一冊です。≫

 

 

他者や異物を攻撃する免疫システム

その暴走がアレルギーだとされている。

 

これまではアレルゲンを避ける対症療法が主で

暴走する免疫の機能抑制を研究してきた。

免疫の抑制は外敵から守るシステム自体を低下させ

アレルギーは落ち着いたが、他の病に侵されるリスクが生じる。

 

これまで、難航していた

現代医学的なアレルギー治療の分野に

新たな免疫細胞「Tレグ」の発見が

一石を投じ、新たな展開を見せたようだ。

 

どうやら免疫には

攻撃を抑制するシステムも備わっていて

それが正常に働いているかどうかが

アレルギー発症に大きく関与しているという説だ。

 

この新たな視点が、アレルギーの治療に大きな光を差し込んだのである。

 

そもそも東洋医学的なアプローチだと

気のめぐりを中心に見ていくのでこれらの科学的な新発見は特に影響しない。

 

しかし、私自身

既存の科学的な視点でのアレルギー予防の常識が

刷り込まれていたことを、この本を読んでいて気が付いた。

 

冒頭の作品紹介にあった

「アレルギーになりたくないなら、アレルゲンをとにかく排除する」
「アレルギー予防のために、離乳食はゆっくり進める」
「卵などのアレルギー食品は赤ちゃんに食べさせないのがベター」
「妊娠中、授乳中の母親の食事が子どもをアレルギーにする」

 

これらは古い考えが基になって信じられてきた

ある種の迷信みたいなものであると、この本では紹介されている。

 

アメリカ小児学会の指針では

2000年には根拠となる研究や調査はほぼ存在しないにもかかわらず

「妊娠中、授乳中の母はアレルギー食品を避けること」

「乳製品を与えるのは1才以降、卵は2歳、ナッツや魚は3歳以降」

としていた。

 

ところが2008年には

「妊娠中、授乳中、離乳食でアレルギー食品を避けても

アレルギー予防に効果があるという科学的根拠はない」

と変更されているのである。

 

指針では「食べることが有益な可能性」には触れていないが

そんな研究データも出てきたようである。

 

事例として、妊娠中に徹底してアレルギー食品を我慢して

生まれてくるわが子がアレルギーにならないようにする母親も取材している。

 

しかし、皮肉なことに

真逆の「妊娠中に母親が食べた方が発症率が低い」という

データもあり、その結果として2008年の指針が変更された。

 

日本でも当然その影響を受け

食品アレルギーの可能性の高い食品に接するのは

遅い方がいいという考えが浸透している。

 

我が家も、お蕎麦は離乳食が始まってもしばらくは

意識的に遅らせた方がいいという情報を鵜呑みにし

気をつけようとしていた。

実際はわりと早めに食べてしまっていたが・・・。

結果おーらい?

 

本の中では、もう一つ興味深い説が紹介されており

アレルギーになるかを決定するのに

アレルゲンが皮膚から入るのが先か腸からが先かが重要と言っている。

 

≪≫内引用

 

≪「アレルゲンが腸から入るか、皮膚から入るか、それはアレルギーになるか、ならないかを決定づけるレースのようなものです。先にその異物を腸から吸収できれば、攻撃を止めるTレグが作られ、体は異物を受け入れる。でももしその異物が皮膚から先に入ってしまえば、私たちの免疫は異物を攻撃対象として記憶する。

そして、アレルギーになってしまう。つまり、腸からいち早く入るようにする。それこそがアレルギーの予防を可能にする大きなカギだと考えられます。」≫

 

興味深い内容の本であることと

視聴者を飽きさせないテレビ番組が元になっている本なので

読み進めるのを楽しめる展開でおもしろかった。

 

腸が未完成な赤ちゃんのころに

どんどん異物を送り込むのは

アレルギーとは別の意味でリスクがありそうなので

これらの説を鵜呑みにするのも気をつけたい。

 

特に牛乳など動物性たんぱく質は別のリスクがある。

 

なので早期の離乳は、やはりおすすめできませんが

母乳以外は極端にゼロにするというのも

ある意不自然なのかもしれませんね。

 

 

同書の中でも紹介されていましたが

家畜とともに幼少期を過ごすとアレルギーになりにくいというデータがある。

異物である雑菌の中で成長することで

適切な免疫を獲得するからだといわれている。

 

これは、アレルギーが現代的にいう清潔な環境というものが

生み出した現代病といわれるゆえんである。

 

どうしても、現代人は

赤ちゃんが何か口に入れたら「ばっちよ」と止めたり

先回りして、身の回りを抗菌グッツばかりにして

殺菌消毒にやっきになり

免疫を獲得する場面をどんどん奪っているのでしょう。

 

一つ言えるのは

ほっとくと、赤ちゃんはいろいろ勝手に口にいれる。

これを極端に避けることはアレルギー的にはマイナスになる。

食べ物も、不潔といわれるものも。

 

衛生観念は大切ですが

行き過ぎた潔癖は自然との隔離であり

逆に不自然な環境を形成してしまいその代償として

アレルギーが生まれてきたとも言える。

 

現代が生み出した新たな病気であるアレルギーは

過去の常識があてはまなない。

そのメカニズムの解明も予防法や治療法も

これからどんどん変革をしていくのでしょう。

 

今回紹介した説も含め

最新だからと鵜呑みにすると、情報に振り回され

努力のわりに結果がついてこないという悲劇を生む。

 

昔ながらの生活や、自然と調和した暮らしというものを

もう一度見つめなおす機会ととらえて

本質を見抜く力を身に着けていけるようにしたいものである。

 

 

 

JUGEMテーマ:健康

| 本の感想 | 11:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
味噌は財産!

3年以上前に味噌を仕込んだ樽を

感謝の気持ちを込めて洗浄しました。

 

旨い味噌を醸し、そして

保存し続けてくれて本当にありがとう!

 

本日残りの味噌を取り出し

しばしお役ごめんでございます。

感謝。

 

 

こないだの三連休は移動が多かった。

土曜日に東京で食養生ジュニアコーディネーター養成講座を開催!

無事9名の食養生仲間が誕生!

 

日にちをまたぎながら安曇野に戻り

息子の散髪などを楽しみ、その日の夜にはつくばまで移動開始。

 

またまた食養生ジュニアコーディネーター養成講座の

臨時開催があり、また90分4コマの講義をしました。

会場↑つくばカピオ

 

つくばの街並みはすっきり感があります。

電線が無いせいかな。

 

企画から準備手配をしていただいた

日本食事療法士協会、茨城支部長の広木仁先生

ありがとうございます!

 

そして、また日付をまたぎながら帰宅。

 

出張以外にも、地元の幼稚園での講演など

この一週間はわりと出歩いており、家のことが滞っていた

今日この頃。

 

明日から息子も夏休みになるので

本日は家のことをしようと決めました。

 

そして、はじめたのが

冒頭の味噌樽のお片付け。

 

天気がいいので今年仕込んだ梅を干し

そして醤油の腕まくり

 

2013、14、15年に仕込んだ醤油樽がずらり!

4家族で共同で仕込んだ醤油で16年のは別の場所に。

 

東京から信州に引っ越してきて6年目

稼ぎ得られるお金とはまた違う

貴重な財産をたくさん得られている気がします。

 

醤油をまぜながらいつも思う。

これらの保存食は、なんてすばらしい財産なんだろうか!

何かあってもこれで生きていけるなぁ〜。

と。

 

通常の流通には乗らない

素材や仕込みなどこだわりの発酵食品たち。

お金では買えない生きる糧たちです。

 

味噌がカビるなど、まだまだ課題があり

日々勉強、実験中ですが

旨くて、そして健康維持ができこりゃ最高やね。

 

金銀財宝を蓄えている気分にひたり

ニヤけながら見回りました。

 

これを読んでいただいた方。

我が家の財産自慢に

お付き合いいただきありがとうございました。

 

 

 

 

| 東洋医学 | 11:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
神々の魔術 
グラハム・ハンコック著
「神々の魔術 失われた古代文明の叡智」を読んだ。

今回は食養生とは全く関係のない
完全趣味の読書です。


教科書的な人類の歴史では
我々と同じ頭脳、同じ姿を持つ現生人類が誕生したのは20万年ほど前
そして、今から6,000年前にシュメール文明が生まれたとしている。

精神的な成長は置いといて
人類の文明は右肩上がりに進歩してきたことになっている。

これはあくまでも有力視されている一説に過ぎない。

専門家の中では認められていないが
はるか昔に人類は高度な知識を持つ先行文明を築いており
何らかの原因で消滅し、また起こりという変化を繰り返してきた。
そういう伝承や説も多々ある。

ただ、証明が難しいのと、歴史観が覆るような説は
受け入れたくない方々の抵抗もあり、正式には認められていない。

私は個人的には歴史が好きで
また既成概念を打ち壊すような新説には
とくに興味関心がありワクワクする。

東洋医学の歴史を学ぶことも
鍼灸師の勉強の一環でもあるが趣味的にも楽しい。
歴史全般好きだが、特に日本の歴史と古代史は大好物である。

そんなわけで、20年前の大ベストセラー
グラハム・ハンコックの神々の指紋はとても衝撃的で
数千年前の王の墓だと習って信じていいたが
時代もさらに遡り、建造された目的も別という新説に衝撃を受けた。

(余談だが、漫画では浦澤直樹氏のMASTER KEATONが好き。)

先日、「神々の魔術」が2016年2月29日に出版された。

その後、同氏の続本は読んできていたが
さほど魅力を感じずにいた。

それは、2011年の原発事故以降
現世界で起きている事象や社会の仕組みの事実などが衝撃的過ぎて
過去の歴史の検証への興味が相対的に薄れていたように感じる。

とはいえ、読んでみた。

歴史の新事実や新説を検証するだけかと思っていたが
驚くことに、近い将来起こりうる地球規模のリスクである
天体衝突の可能性について言及しているという内容だった。

新たな遺跡の発見などから
超古代文明に関する証明の裏付けを重ねてい行く内容でもある。
これはこれで興味深い。

地球の歴史として12,800年前氷河期の終わり頃に
地球を襲った大激変が存在する。
多くの科学者がこの時期に分裂した巨大彗星の大きな破片が
地球に衝突した(ヤンガードリアス天体衝突)と多くの科学者が確信している。

今から12,800年前、氷河期を終え
徐々に温暖に移行していた地球は
元彗星の破片の帯の中を通過し直径五キロから一キロの複数の破片
数個が衝突し、一気に氷河期に舞い戻る。
そして11,600年前、に地球は再び元彗星の破片の帯の中を通った。
それは前と同じように劇的な結果を生み
ヤンガードリアス期が終了した。
結果として現在のような温暖な地球になった。

この地球の内なるバイオリズムの中では
イレギュラーな変化をした時期であるヤンガードリアス期は
天体衝突が原因だという。

昔、大変なことがあったんだね。では済まされない。
ハンコック氏が紹介するこの説によると
ヤンガードリアス期の事件は、運悪くたまたま宇宙から飛来した
天体衝突ではないようである。

遥かに大きな巨大彗星の破片にすぎなかったというのだ。

しかも、その牡牛座流星群は
距離は三億、幅は3,000万キロメートルを超える
巨大なドーナツのような形状である。

この元彗星の破片の帯が宇宙には存在しており
地球は年2回、この帯の中を通ることになっている。

他に発見されている50ほどの流星群との違いは
牡牛座流星群には巨大な物質が山ほどあるということだ。
きわめて巨大な天体の分裂でできた残骸群で
直径一キロ以上の小惑星が100〜200個ほど軌道上に存在する。
惑星系の周辺に広がっていいないことから
1回または一連の崩壊はここ2,3万年以内に起きたに違いないとされる。
(地球の歴史からするとめっちゃ最近)

他の流星群同様、そこに含まれる粒子の大半は
天体ショーとして楽しめるごく小さな隕石にすぎず
地球への脅威にはならない。

しかし、時折、牡牛座流星群の中でも
危険なエリアを通過することがある。

この危険エリアとの遭遇は過去、人類に劇的な影響を及ぼしている。
そして12800〜11600年前に地球を変貌させた
彗星と私たちの関係は、まだ切れていないという事実が驚愕である。
というよりも関係復活の可能性が高いのだ。

クリューブとネイピアの研究には故サー・フレッド・ホイルや
数学者・天文学者のチャンドラ・ウィクラマシンゲ教授も重要な貢献をしているが
これによって恐ろしい可能性が浮上した。

軌道の計算上、近い将来(2030年ごろ)
地球は再び、牡牛座流星群の危険エリアと交差する。
これは現在の地球が直面する最大の衝突リスクであり
そしてその状態が今後数十年は続くと警告している。


天体衝突で有名なのは
650万年前に恐竜を絶滅させた小惑星がある。
直径10キロしかなかったが
それでも地球規模の火災の嵐を引き起こし
世界を永久に変えてしまった。

地球に隕石が衝突するのは
数百万年に一度しか起こらない出来事の話ではないようだ。


古代の遺跡は、単なる墓や住居跡ではなく
未来人、つまり私たちへのメッセージを記録しているものがある。

天文学では現代人並み、またはそれ以上の叡智をもっていた
古代人は、12,800年前の出来事から
その事実と次回起こりうる事態を
我々に伝えようとしていたのだろうか。

この説が事実だとして
巨大地下シェルターを購入する財力もないので
自分には何をすればよいかわからないが
一日一日を充実したものにしていこうと思う。












 
| 本の感想 | 14:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
生き埋めからの救助後は、リフィーディング症候群に注意
絶食が続いたのち
急にがっついて食べると死ぬことがある。

これはリフィーディング症候群といって
医学的にも証明されてている。

リフィーディング症候群の解説(東京医科大学八王子救急センターHP)

断食をするとかでない限り
普通の生活の中ではさほど気にしないが
この度の熊本を中心とした九州で地震のニュースを聞くと
知っておいた方がいいと切に感じる。

地震で家が倒壊して生き埋めになって
何日も絶食を強いられるという場合が全くないとは言えない。

ここで重要なのは救助後の食事のとり方です。

数日、ひもじい思いをして救助を待っていて
かわいそうにと、食事をせっせと食べさせるのは
与える方は善意であっても殺人行為になってしまうの要注意!


歴史を振り返り、兵糧攻め後の食事を与えられた時の事例をみてみよう。

天正8年(1581年)、兵糧攻めをよく用いた豊臣秀吉の
鳥取城攻略の記録が信長公記に書かれている。

[「餓鬼のごとく痩せ衰えたる男女,柵際へより,もだえこがれ,引き出し助け給へと叫び,叫喚の悲しみ,
哀れなるありさま,目もあてられず。…」非常に極端な飢餓状態であったことが想像される。
柵へ登って外に出ようとすると秀吉方から鉄砲を撃たれ,傷ついて倒れる者も多くいた。これらの人を息があるうちに,
周りの人達が食べに来たことが報告されている。
また,豊鑑にはこの地獄の惨状を「糧尽きて馬牛などを殺し食いしかども,それも程なく尽きぬれば餓死し,
人の宍を食合へり…子は親を食し,弟は兄を食し杯しけるその記録が残っている。」と記載されている。
この城内の凄惨さに見るに見かねた城主の吉川経家は,もはやこれまでと自決の条件で開城することにして,城兵の命を助けることにした。

秀吉はこれを許し,餓えた城兵のために道のほとりに大がまを並べて粥を煮た。
やがて開城されて餓えのためにふらふらになって出てきた城兵たちは,目の前の粥を見てむさぼり食った。
急に食べすぎたためにせっかく生き長らえた者たちも,ほとんど死んでしまったそうである。
秀吉軍は既にその頃から,飢餓の人が急に腹いっぱい食べると死んでしまう可能性があることを知っており,
このころから既に秀吉は,リフィーディング症候群を知っていたことになる。]
※[ ]内はhttp://terra58.hatenablog.com/entry/2015/05/26/210000より引用

その他参考資料:女医の馬渕まりさんの記事

厳しい絶食をしていた兵士はリフィーディング症候群で死ぬが
優先的に食事ができていたであろう女や子供は生き残ります。
そして戦が終われば敵にも飯を振る舞ってくれたと
秀吉たちのの印象もよくなり、その後の統治もしやすくなったことでしょう。
さすが策士ですね。

つまり、兵糧攻めによって不本意ながら
「断食」をしていた兵士ですが
断食にも正しいやり方があります。

たとえば一週間の断食をする場合
一週間ぐらいかけて徐々に食事を減らしていき
断食あけは最初は重湯(お粥の汁の部分だけ)を少しから始め
一週間かけて徐々に増やし元の食事に戻します。

とくに大事なのは断食中でなく
断食あけの食事。これを間違うと命を落とします。

関東断食道場 小島八郎著
『家庭でできる絶食の効果』の中では
断食満了後の心得として
「絶食による生命の危険はないといってよいが
絶食後における食餌のとり方をあやまることによって
生命をうしなう危険はある。この点はとくに注意しなければならない。」
と伝えています。
また、
絶食後の最初の食事は、きわめて慎重な注意を促している。
●熱い食物は禁物である。
●固い食物もいけない。
●多量にとってもいけない。
●急いでとることもいけない。

今、地球レベルで活動期に入っているという説もあります。
あなたや、あなたの身近な人が
災害に出くわし、いつ断食を強いられる環境に
閉じ込められるかわからないでしょう。

そして、幸いにも救助された際
または救助した際、最初の食事をどうすべきか
知っているのと知らないのとでは真逆の結果になる可能性があります。

もしもの時のために
記憶の片隅にでも留めおいてくださいね。

【参考】
『からだと心を整える「食養生」 ――食より大切な思考と実践』辻野将之著 技術評論社
内、「食養生」活用編 6.緊急時×食養生

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| 食養生の知恵 | 19:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
お酒の飲み方
お花見の季節がやってきました。

桜の木の下でお酒を飲むのも幸せですね。

そこで食養生的な
お酒の飲み方をご紹介!



休肝日は必要?
 食養生では、飲食物の影響も大切ですが
「太陽」との関わりの方をより重要視しています。
つまり太陽を浴びているか、早寝早起きし
規則正しい生活が出来ているかが健康と密接に関係します。


週に一回の休肝日をつくることはよい事です。
しかし、休肝日明けにガブ飲みするようなら
むしろ規則正しく毎日同じ時間に同じお酒を
同じ量飲んだほうがよいと考えます。
飲んだり飲まなかったり
毎日違う状態に対処しなければならないことの方が
身体にとっては負担になります。

 

肝臓視点でのお酒以外の注目点
肝臓には「蔵血作用」があります。
睡眠時と覚醒時で全身をめぐる血液量は異なり、調整しています。
この「睡眠からの覚醒」の切り替えが日々異なることや
二度寝など過剰な変化は肝臓にとって負担となります。


また、酒の量も大切ですが
肴の選択や食事の量に気をつけます。
食べ過ぎは消化器官である肝臓に負担となります。


最近注目されているのは
脂肪肝から炎症や線維化を起こし
やがて肝硬変や肝不全、肝がんへと進行する
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の増加です。

日本の疫学調査より全人口の2〜3%が
NASHに罹患しているとされます。

特にアルコールを飲まない人でも
食事など生活習慣などが原因で脂肪肝になり
そのうちの2〜3割はNASHに進行するといわれています。
現代では、NASHの予備軍が1000万人いるという異常事態になっています。

 

食養生の古典にあるお酒の飲み方
科学的根拠はさておき、注目のすべき情報を紹介します。
江戸初期の名医、曲直瀬玄朔著『延寿撮要』には
「酒に酔って寝こんではいけません。瘡腫(できものや腫れ物などの皮膚疾患)や積聚(お腹のかたまり。腫れや急性腹痛などを伴う)を生じます」とあります。

また、江戸時代の貝原益軒の『養生訓』の中では
「酒は天の美禄なり。少し飲めば陽気を助け、気血を和らげ、食物の気を巡らし、憂いを去り、楽しい気分にさせ、はなはだ人に益がある。だが、多く飲めば、これほど人を害するものはない。水や火が人に役立つ一方で、またしばしば人に災害をもたらすのと同じである。」
「酒は夏でも温かい(人肌程度)ほうがよい。冷や酒は胃腸に障る。また、冬だからといって、あまり熱くして飲んではいけない気を昇らせて、血液を減らす。」
「酒を飲むときに、甘いものを食べてはいけない。また、酒を飲んだ後に、辛いものを食べてはいけない。人の筋骨をゆるくするからである。」
「およそ酒というものは、朝夕の食事のあとに飲むべきものである。昼間、夜、空腹時に飲んではならない。」などがあります。

お酒と接する機会の多い方はご参考にされてはいかがでしょうか。


 
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| 食生活 | 10:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
白隠禅師の内観の秘法
何か目標に向かって頑張っている時
自らの健康を犠牲にしていることはありませんか?

目標達成と健康保持の両立のための手段はたくさんあります。
その中で今回は食養生で「心」「太陽」に次いで重要な
「空気」に関する有効策の一つを紹介します。

それは「内観の秘法」です。

五百年間に一人の偉人といわれている白隠禅師が
「内観の秘法」という呼吸法をからめた養心養生法を
記録に残してくれています。

《白隠禅師自身、二十六歳の時に長年のはげしい修行の疲労が一時に出てきて
遂に発病し極度の精神衰弱と肺結核に悩まされ、全身の衰弱ははなはだしく
あらゆる鍼灸医薬にも見はなされて、生への希望は失われてしまったのであります。》

《たまたま、京都の近くの白河の山奥に隠棲する白幽仙人から、養生と征病の秘訣をおしえられ
松蔭寺へもどり、真剣に実行してさしもの大病をなおすことができたのであります。》

世に有名な『夜船閑話』は白隠禅師七十三歳の円熟した作品であり
八十四歳の天寿を全うする直前まで諸寺で説法をされていたようです。

さて、内観の秘法に話を移すと

《白隠禅師の門をくぐった頑健な青年たちが、師のはげしい修行鍛錬にあい、往々にして修錬が限度を超え、苦節精進の節度をうしない、過労と睡眠不足と栄養不足と身心の苦悩のために全身衰弱はなはだしく、たちまち顔色青く憔悴してしまうのでした。

師はこのさまを見て非常にあわれんで、参禅求道の人々に対して、調心調息法および観法、想像力、観念力構造法、精神集中、自己統一をもって、人体の血液の自然循環をととのえ、生理作用を活発にし、生命力の対抗機能をはたらかせ、自然良能を旺んにし、養生、養心、療病、健康、および長寿の秘訣となるところの「内観の秘法」をおしえられたようです。》

ではどのようにするのか
その一部要点だけでも紹介しておきます。

《床に入り眠りに入るまえに、両脚を長く踏みそろえ、一身の元気を臍のまわりから気海丹田、腰、股や両脚から足のうらに下し充して、下半身に力をかけ下腹部に力を入れて錬る呼吸法をおこないながら、抱いている心の思いをすべて投げ放ち、つぎの内観の四句を心にしずかに何回も繰りかえし観じて、心の働きをその句の意味に集中し、精神を統一して深く心に内観してゆきます。

一、    わがこの気海丹田(きかいたんでん)腰脚足心(ようきゃくそくしん)、まさにこれわが、本来(ほんらい)の面目(めんもく)、面目なんの鼻孔(びこう)かある。

二、    わがこの気海丹田、まさにこれわが本分(ほんぶん)の家郷(かきょう)、家郷なんの消息(しょうそく)かある。

三、    わがこの気海丹田、まさにこれわが唯心(ゆいしん)の浄土(じょうど)、浄土なんの荘厳(そうごん)かある。

四、    わがこの気海丹田、まさにこれわが己身(こしん)の弥陀(みだ)、弥陀なんの法をか説く。



三、四十分間も心静かに観じてゆきますと、手足は温かくなり、何とも言えぬこころよい気分にひたれます。そしてよい気持ちになったまま、ぐっすり眠りに入るのです。
一夜あけて、睡りからさめますと、新鮮な活力が全身にみちみちているのに気がつきます。》

※《 》内「白隠禅師 健康法と逸話」 直木公彦著 日本教文社より引用

気海は、おヘソの下から指の幅1本半分のところにあるツボです。

現代は呼吸の浅い人が多いようです。
このへその下が動くような深い呼吸ができていることが
健康保持のためにも、何を食べるかより重要です。


※写真は白隠禅師ではございません。
福の神などはみんな腹がポッコリだなと思い載せただけです。


下腹ポッコリは現代の女性にとっては
なんとかしたい悩みかもしれませんが
下腹部にあるがあることは健康の証でもあります

東洋医学でも「原気が旺盛であれば
下腹部に張りがあり、体内の臓腑器官も力強く働く。
したがって、活気があり粘り強く、疾病にかかりにくい。」
とあります。

へそ下の下腹部を触ってみて「ふにゃ」としている人は
上記の「内観の秘法」に限らず、深い呼吸を身につけてみるといいでしょう。

私自身、食生活は日々変わっていなくても
つい先日、便の状態が崩れ、体調が落ちていました。
その際、下腹部を確認すると軟弱になっていました。
丹田を意識し深い呼吸法する手段として
今回は「内観の秘法」を試してみました。

その効果はすばらしく、一晩でかなり回復しました。

「食」も大切ですが、それ以上に
「空気」の影響がいかに大きいがを再認識したしだいです。

何か不調を感じた時、自分の呼吸の状態を確認することは
とても有意義です。

また、日々の生活に腹式呼吸を取り入れるだけでも
心身の状態が大きく変わります。
 
| 東洋医学 | 16:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
繰り返される「糖質制限ダイエット」のブーム

ご飯やパンなど炭水化物を控える「糖質制限ダイエット」の第一人者として知られた
ノンフィクション作家、桐山秀樹氏が今月6日、心不全のため61歳で急死されたようです。

桐山氏の関係者は死因と糖質制限との関係を否定しているが
専門家からは、極端な糖質制限を長期に行うリスクを指摘する声も上がっているとのこと。

以上、「桐山秀樹さんの急死で波紋 「糖質制限ダイエット」専門家はリスク指摘より引用。

桐山さんとはなんの面識もございませんが
とても残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。

さて、不謹慎であることは重々承知をしておりますが
あえてこの話題に触れます。

この度は糖質制限ダイエットをする際に
認識しておくべきリスク露見しただけです。
なんら不思議な事象でもなく、おそらく氷山の一角かと想像します。

このニュースを見て最初に思い出したのは
二年前に『世にも恐ろしき糖質制限食ダイエット』を執筆中だった
幕内先生にインタビューをした時の話題です。

幕内先生「日本で最初の糖質制限食ダイエットは1956年の和田式ダイエットです。著者は和田静郎氏。ごはん、パン、穀類、イモ類を食べるな、という主張です。大ブームでした。その後、宮本美智子氏が講談社から出版した『世にも美しいダイエット』が50万部の大ベストセラーになりました。名称は糖質制限ではありませんが、こちらも穀類、イモ類といった炭水化物をやめるべきだという。子どもや女性が真剣に継続すれば栄養失調になります。」
辻野「やつれても、体重が減ってダイエットできたと喜ぶ人がいますね。」
幕内先生「短期間で血糖値を下げたり体重を減らすだけです。『世にも美しいダイエット』は著者が51歳のとき脳溢血で死亡し、ブームは緩やかに去りました。死因が糖質制限かどうかは分かりませんが、今度私が講談社から出版を予定している『世にも恐ろしき糖質制限食ダイエット』の編集担当者の上役が当時その後始末をした人で、苦情がたくさん来たそうです。糖質制限食ダイエットがいいか悪いかを考える前に、なぜ以前のブームが終わったのか、その歴史を知るべきでしょう。食事にあるのは歴史で、エビデンスはありません。「科学的」という言葉がついて新しきダイエットで登場し、人体実験が進んだあとに結論が出ます。ブームを過ぎて忘れられ、20、年後、30年後に名前を少し変えてまた出てきます。」
(「医道の日本」2014年5月号より引用)

もし、過度な糖質制限ダイエットをされている方がおられるのであれば
当然、同様の突然死のリスクを抱えていることを認識する必要があります。

その上で、肥満による多くのリスクと比較し
突然死のリスクを承知で糖質制限ダイエットを続けたいのであれば
とめませんが、私は過度な糖質制限ダイエットはお勧めできません。

あえて、「過度な」とつけたのには理由があり
適度に、さぼりながらの糖質制限は糖質過剰な現代においては有益な場合もあります。

そもそもの問題点は2点あります。

その1
「糖質≠ごはんやパン」という点です。
糖質制限イコール、炭水化物抜きとか米やパンなどの主食を減らすと認識している人が多いように感じます。
お米は100%炭水化物かというとそうではなく、35.6%が炭水化物です。食パンだと46.7%、うどん(ゆで)21.6%です。和牛ヒレが0.3%、牡蠣4.7%、大根4.1%などに比べると圧倒的に多くはなりますが炭水化物はあらゆる食品に含まれる栄養素です。
 
例えば、さつまいも(焼き)39.0%、栗(ゆで)36.7%、干し柿71.3%といくら主食の米を抜いても厳密には抜くことは不可能でしょう。
ちなみに炭水化物の内訳として食物繊維と糖質があります。
 
糖質制限をするのなら、本来、食物繊維やビタミン・ミネラルなどを含む米やパンを抜くのではなく、糖質以外の栄養素が欠落した砂糖や異性化糖などの精製された不自然な糖質を抜くことが一番効果的ですし、これなら食養生的にもお勧めです。

ただし、「一物全体食」や「身土不二」に反する極端な食生活にはかならず落とし穴があります。


その2
「糖質制限に痩せる効果はあっても、健康になるとは限らない」という点です。

現代人の多くが食べ過ぎから、肥満や多くの病や症状を引き起こしているので「腹八分に医者要らず」とむかしから言われているように、食べる量が制限されることは好ましいです。特に過剰に間食を摂っている人が砂糖や異性化糖などの大量に入っている飲料やお菓子類を減らすダイエット効果は大きです。
問題は、炭水化物の摂取を動物性蛋白質や脂質に置き換えた際にあらわれます。それらの摂取割合が増えるほど腎臓疾患や心血管疾患死亡リスクなどが増えるということがわかってきています。三大栄養素のバランスが崩れることは痩せることと引きかけに身体の不具合や突然死のリスクを背負うことになります。

「栄養学分野のアインシュタイン」と称される栄養学の世界的権威T・コリン・キャンベルコーネル大学栄養生化学部名誉教授、は動物性タンパクの摂取が多くなるとがんを誘発することを証明している。発がん性の物質を摂取しても動物性タンパクが全摂取の5%以下ならガンは進行せず20%の場合らガンは増殖するという実験結果が得られた。また、植物性のタンパクでは20%を超えても影響が少なかった。
つまり、糖質の制限にとどまらず、動物性の割合が過剰に増えるといったアンバランスな食事になることが問題なのです。


適切な三大栄養素の摂取割合として食事の三大栄養素(たんぱく質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate))のエネルギー比率を「PFCバランス」というものがあり、PFCバランスの適する範囲は、「日本人の食事摂取基準(2010年版)」の30歳以上の目標量を参考にするとP:9〜20%、F:20〜25%、C:50〜70%を大まかな目安とできます。
つまり国の見解として、全摂取エネルギーの50~70%は炭水化物から摂取るのが健康バランスに適していると示しているのです。

その点からも炭水化物を抜くようなダイエットが現代栄養学にも真っ向から反する特殊で不健康なダイエット法だということになります。


持病があり不健康だが長寿なのと、直前まで元気でコロッ亡くなるのと
どっちを良しとするかは、人ぞれぞれの価値観があり、強要はできません。

ある意味「ピンピンコロリ」が理想の死に方だと考えれば
糖質制限は素晴らしいとも言えなくはないです。

死に関するとことはとても繊細な配慮が必要です。
しかし、万人が確実に経験することでもあり
無視するよりはしっかり考えておくべきことと認識しております。

この記事により不快に感じられた方もいるかと存じます。
お詫び申し上げます。すみません。

糖質制限も本質的な砂糖を減らすようなものであればいいです。
上記で指摘したような主食である米を食べないような
本質をはき違えた過度な糖質制限ダイエットをしている人は
しっかりとリスクを認識しておかないと後悔することにもなりかねないです。

今回、どれほど流行していたかは知りませんが
おそらく一旦収束して、また、忘れたころにブームが来るのでしょう。

その時は私やあなたの子どもや孫が
その落とし穴にはまるかもしれません。

流行に流されない芯を作るためにも
「一物全体食」などの食養生の基本を
しっかり受け継いでいきたいものです。

 
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