SEARCH THIS SITE.
CATEGORIES
70%健康マガジン
辻野将之監修。肩肘張らない健康メルマガ、更新はお休み中ですが、おもしろバックナンバーが見れます。登録しておくと、たま〜に健康情報が届くかも。
メールアドレス

70%健康マガジン
ENTRY THIS BLOG
CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
ARCHIVES
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
東京を表す新ドメイン「.tokyo」

スカイパックツアーズ

楽天市場

Amazon

一休.com
実りの秋、米を食べる。

我が家の隣は田んぼが広がっている。

慣行農法ではあるがトンボやカエルは居るし

田んぼの奥には北アルプスがそびえ立ち景観はすこぶる良い。

 

その田んぼでも続々と稲刈が始っている。

上位機種だと定価だと1,000万円以上するようなコンバインが駆け巡る。

農家の倉庫で年に一度のこの日を待ちわびていたことだろう。

コンバインのすごいところは

稲を刈り取ると同時に、藁の部分は粉砕し田んぼに返し

脱穀し籾だけを取り出してくれる。

 

その籾をトラックに積み、乾燥機に入れると

あっという間に適切に乾燥され、はざ掛けいらずで

直ぐに新米として食卓にあがる。

 

そう、新米の季節の到来です!

 

 

では、コンバインのない頃はというと

鎌で稲を刈りとるわけです。

(うちの次男坊の園の稲刈り)

機械の何十倍の人出で行う作業ですね。

 

さらに束ねてはざ掛けにして

水分が10数%になるように乾燥させます。

乾燥があまいとカビるし、乾燥しすぎると粒が割れやすくなる。

天候や湿度の不安定の影響下で幾日もかけて行います。

 

それがコンバインと乾燥機があると時間と労力を

最小限でできてしまいます。

 

保存性を考えると機械に軍配が上がるかもしれません。

しかし、食養生的にははざ掛けで天日干しをお勧めします。

刈られ命を終えようとする藁に残る精(エネルギーのようなもの)が

次世代へつなごうと穂先の米粒に集約されていくのではないでしょうか。

天日干しの旨さはそこにあるような気がします。

 

そして、秋は天の精と

大地の精を蓄えた米やその他の実りをいただき

体内に蓄える季節でもあります。

 

若い頃も食養生は大切ですが、私もこないだ42歳になり

身体の変化を日々実感しており、季節に即した食養生の必要性を

切に感じるようになってきています。

 

さて、40代と四季の養生について少し紹介します。

 

 

三百年前に書かれた貝原益軒の『養生訓』(1713)は健康指南書で今でも読まれています。

また益軒に学んだ儒医の香月牛山著の『老人必要養草』(1716)もまた

現代でも色褪せない養生の知恵が詰まっている書籍。

 

「若いときから養生に気をつける人は少ないが、

本来は若い頃のからの養生の積み重ねが大切である。」

養生書では四十歳頃にもなると、つとめて保養しなければならないとしていまます。

 

古代の医書『黃帝内経素問』にも

四十になると、「陰気が自然に半減する」とあり

飲食や色欲ともに注意して慎むことをすすめています。

 

四十歳は、いわゆる現代の感覚での老人ではない。

しかし老化のはじまりの年齢でなのです。

 

四季の養生

我々は四季のある自然と調和して生きていて。

そのため養生の方法は季節により異なります。

 

春は「発陳」といい、万物が新生するときである。

早起きして庭などを広く歩き身体をゆるやかにするのがよい。

 

夏は「蕃秀」といい、陽気が最も盛んになり、植物も繁茂する時期である。

早起きして一日を怠けることなく怒らないように精神を安定させる。

瓜類やスイカ、冷や麦は少し食べると熱を下げて気持ちが良い。

しかし夏は陰が体内に伏し、臓腑はむしろ冷えるときなので

多く食べると胃脾を損ない害がある。

身体を冷やしても消化器は冷やさないようにする。

 

秋は「容平」といい、夏の熱いのが極まって

秋の陰気に変わり、陽と陰が入れ替わる時季である。

この時は人の肺気を冒すとあり、呼吸器系の病に気を付けなければならない。

食べ物もトマトやナスなど身体を冷やす陰性の夏野菜は徐々に控える時季である。

 

冬は「閉蔵」といい、万物がみな納まり隠れるときで

早く寝て、遅く起き、静かにしてむやみに動くことを禁じるとある。

 

とのことです。

 

食養生的には規則正しい生活が好ましい。

しかし厳密には季節により変化していくのが理想的といえるでしょう。

 

話はもどりますが

新米の季節といえど、食べる量の適量をしりたいですね。

 

食事の量と回数

食事は腹八分が基本であるが『老人必要養草』では

健康な壮年は一度の食事の限度を二合五勺(一合は茶碗約二杯)となっています。


 

「老人は朝食を一合五勺

日が長いときは昼食を摂るようにする。

量は朝食の半分。

夕食は朝食よりも消化しにくいので朝食の三分の二でよい。」

 

基本一日二食で五合限度にせよと戒めています。

 

現代人の平均である一日一合弱からすると

多すぎる気もしますね。

 

でも農民は一升(十合)めしが普通だった江戸時代の人にとっては

養生で控えめにしてこの量なのですね。

 

 

現代ではパンや麺など多様化しており

米の出荷量の統計のある50年前より

日本人の一人あたりの米消費量は半減しています。

米の出番が減り、おかずが中心の食事が多く

主食のはずの米が主でないどころか、出番すらないことも多い

それが現状ではないでしょうか。

 

太るからとかいって米を減らす人も多いですが

米が太るは誤解です。

米が太るなら江戸時代の人々はみんなおデブです。

米を主食とした適切なバランスの食事が

健康な体型の維持にもつながることは食養生の基本です。

 

そんな現代では

むしろ米の量を増やし、おかずを減らすのが適切な食養生バランスといえるでしょう。

 

みんな米を食べましょう!! 

| 東洋医学 | 19:08 | comments(4) | trackbacks(0) |
「養生七不可」

杉田玄白が69歳のときに養生の心得を「養生七不可」として子孫のために書き残している。

健康を維持するため、してはならない七つの禁止事項となろう。

○過去のことをくよくよと考えてはならぬ
○先のことをあれこれ思い悩んでもならぬ
○呑みすぎ・食べすぎをしてはならぬ
○怪しい食べ物は口にするな
○病でもないのに薬を飲むな
○体力にまかせて度がすぎた性交をするな
○怠けぐせをつけてはならない

 

 

 

ストレス、ありとあらゆる食べ物、セックスビジネス、薬、安楽があふれかえっている現代日本。「養生七不可」の持つ説得力は大きい。

 

 


文化十四年四月十七日、杉田玄白は八十五歳で病没。

虚弱体質を「養生七不可」で律し、実り多き生涯を得た。

蘭方外科医で蘭医の祖とされる杉田玄白
(1733〜1817年)

 

外科医の家に生まれ、オランダ医学を学んで後、

オランダの医学書『ターヘル=アナトミア』の和約に尽力。『解体新書』として刊行した。

この解体新書の和約は玄白が39歳のとき、前野良沢・中川淳庵・桂川甫周らとともにオランダの医学書の翻訳にとりかかっている。

翻訳といっても、当時のことなのでとても大変だったことが想像できる。オランダ語は初心者レベルでアルファベットを学びながら苦闘の作業だった。

 

そもそも虚弱体質で病気がちだった玄白は翻訳仲間たちに、「私は病気ばかりしているし、歳も歳だ。翻訳完成まではとても生きられまい・・・・・私はきっと、翻訳完成の日を草葉の蔭で見ることになるだろうな」と洩らしたことが、玄白の『蘭学事始』からうかがい知れる。

幸い翻訳は一年半で完了。

 

 

以上、日本史偉人「健康長寿法」森村宗冬著 講談社+α新書より引用。

**************

 

余談ではあるが、この解体新書の影響か、
現代医学の脾臓と東洋医学の脾臓は
大きく異なっている。

 

東洋医学の五臓六腑として出てくる「脾臓」は
現代医学でいう所の「膵臓」の方が近いでしょう。

つまり、古典に○○は脾臓に効くなんて出てきたら
消化機能等に関与する膵臓に効くのだなと捉えた方が近い。

 

 

これは単純に誤訳と言ってしまうのは申し訳ない事情がある。
東洋医学の五臓六腑は物理的に存在する物質だけを指しているものではなく、その機能などを含め目に見えない世界も含めた名称となっている。

 

 

そもそも概念や物差しがちがう二つのものを使用して翻訳していること自体が無理があったのである。
同じ物差しで測れるものであれば、あれは誤訳だったねと
訂正すれば済むのだが、間違いとも言い切れないのがもどかしい。


じゃあ、腎臓は現代医学と東洋医学とでは同じかと言われれば
そうでもない、現代医学の腎臓は東洋医学の腎の一部を指しているにすぎない。

 

双方おしっこ製造機的な機能は共通しているがそれでは足りない。
精を臓し、子どもを作ったり生命の根源にかかわる重要な臓器が腎である。

 

話しは戻って、玄白先生の「養生七不可」が示すように
現代では特に無意識で流され生活をていると養生と真逆になりがち。

 

先人の叡智・真理は、いつの時代にも通用する。
たまには食養生を見直してみてちょうどいいのだろう。
 

| 東洋医学 | 09:54 | comments(706) | trackbacks(0) |
韓国のTV「チャンネルA」に取材されました。

韓国のテレビでお米の胚芽の特集!
玄米人気が韓国でも出てくるのでしょうか。

勝手に「お米=日本」だと思っていましたが
韓国もお米の国です。

 

韓国在住の友人によると

韓国では幼稚園~高校の給食でパンが出ることはなく

主食はお米だそうです。

取材依頼が来た際は、体験者を連れてくるということだったので

かってに美人モデルだと勘違いしておりました。 

いらしたのは、糖尿病持ちの64歳の男性俳優さんでした。。。。

 

期待値が高かった分、拍子抜けでしたが

素敵な俳優さんでした。

 

そして先日、韓国でTV放送されたようです。
26:56あたりから10分弱ほど、登場しています。

https://youtu.be/4o9l0xl9ZME

 

 

会場&養生食の提供していただいた一絲の皆様
せっかくのお休みなのに
ご協力ありがとうございます。
多謝!!

 

撮影後は、「玄米どぶろく」的なお酒を振る舞いました。

福源酒造の「88純米酒」と「88純米にごり酒」

このお酒は、大吟醸の真逆、削らないお酒です。

一物全体食!!

この時の様子は福源酒造のfecebookでも紹介されています。

 

ちなみに
世界で一番米を食べている国はどこでしょうか?
(一人当りの消費量が多い国)

第1位は日本

ではなく
1位バングラディッシュです。
2位、ラオス
3位、カンボジア
4位、ベトナム
5位、インドネシア
・・・・・・
15位、韓国
・・・・
50位、日本

だそうです。

あら、低いね。
なんせこの50年で消費量は半減という
激減の一途をたどっているから当然なのか。。。

http://tg.tripadvisor.jp/news/graphic/eatrice/

| 東洋医学 | 23:47 | comments(9) | trackbacks(0) |
清酒の異臭の勉強会

昨日、ちょっとご縁があって

長野県酒造組合が主催する

「貯蔵・出荷管理講習会」に参加してきました。

 

そこでは

「清酒製造における異臭とそれらの発生要因及び対策について」

の専門家の先生の講演がありました。

 

面白いのは、実際に標準見本としての

お酒がずらりと並び、きき酒体験ができるのです。

 

お酒のにおいに関して

私は「いい香り」「嫌なにおい」

(↑二択とは表現が貧相な・・・)

これぐらいであとは臭いが強いか弱いか

そんなていどの表現力しか持ち合わせていませんでした。

 

ところが「清酒フレーバー」としては

なんと大きく分けて42種類もあるようです。

 

会場では代表的な15種類の「きき酒」ができ

参加者の酒蔵関係者は熱心にその香りを

感じ、また「けもの臭」だとか「ひなた香」「木香様臭」などなど

様々なにおいの表現を書き留めていました。

 

その道のプロとなるとさすがです。

そして答え合わせをします。

はい、まったくわかりません。

確かにそれぞれ臭いが異なることはわかります。

だが、それが「かび臭」なのかなんなのか

その判別まではできません。

 

4時間の間に「きき酒」と「講習」がみっちりと詰まっており

とても面白かったです。

 

答えをみて、そして講習を受けてから

再度、臭いを嗅いでみると

確かにそれっぽい匂いがそれぞれします。

 

今回の見本は「オフフレーバー」といって

清酒には好ましくない臭いの代表たちが並んでいました。

 

確かに「酪酸」のにおいはキビシイ臭いで

「げろ」の臭いでした。(これはダメだとさすがにわかった)

※業界では「渋柿香」といい「銀杏、チーズ様の臭い」と表現するようです。

 

しかし、その中で「老香」は

私にとってはいい香りに感じました。

 

またフェノール臭は

清酒にとっては「オフフレーバー」ですが

ワインやバイチツェンビール(ドイツ)では「特徴香」として

好まれていたりもします。

 

清酒の業界で、優秀とされるお酒をつくるために必要なことと

その対策などとても興味深く有意義な内容でした。

 

そして、もう一点おもしろかったのは

「カビ臭」のお話

 

カビ臭の原因物質としてTCA(2,4,6-トリクロロアニソール)

というのがわかっているのですが、

 

なんとその原因は「防カビ剤」や「塩素漂白」だそうです。

 

製造工程で使用する道具や、資材置き場としての木製パレットなどを

衛生的に処理するためにしている行為が

実は「カビ臭」の一因になっているようです。

 

防カビ剤を使っていることが

「カビ臭」の原因になるとは皮肉ですね。

 

ここで学んだことは、とても有意義で

清酒の業界での活用はもちろん

私が個人的に製造している味噌や醤油の仕込みや

保存にも活用できそうです。

 

今回の講習を通じて

日本酒の奥深さとその魅力に

あらためて気づかされました。

 

ありがとうございます!

 

| 東洋医学 | 11:48 | comments(301) | trackbacks(0) |
なぜ、不健康食品を食べてしまうのか

テーブルにお土産にいただいたお菓子がある。

Web上の写真(ライセンスフリー)を引用のため何かは不明です。

 

明らかにメーカーの利益優先でつくられた食べもの風の品。
防腐剤がたっぷりで栄養欠落どころか
体内の大切な要素を浪費してしいそうな食品。
そして食べた後には胃もたれを引き起こし

後悔することがわかっている。

 

でも、、、つい食べてしまう。

なぜだろう。


それは異時点間の選択

もっとも困難な意思決定でもあるからである。

 

今の快楽(脂質や糖などの栄養の容易な補給)と

将来の健康という異なる時点のものを

きちんと比較し選択するということが

脳の構造上難しいらしい。

 


1980年にコーネル大学の経済学者、リチャード・セイラーがその理由を検証した。
セイラーによると、異時点間の選択の非合理性を理解する唯一の方法は

人間の頭が単一の意思決定者であるとは考えずに、「二つの半自治的な自分」から成る

ジョイントベンチャーだと考えることだ、という。


この「半自治的な自分」の一方をセイラーは「近視眼的な実行者」と呼ぶ。

すなわち、手っ取り早い満足感だけに関心がある自分だ。

 

もう一方は、将来を見据えた「計画者」で

実行者を管理しようとすることを任務としている。


・・・この二つの自分は「単一時点で衝突し」

その衝突の結果、よくない意思決定を下してしまうことだ。


なぜ

1980年代終盤には、脳スキャンなどの新たな医療技術により

「人間の意思決定プロセスは二つの大きく異なる

脳内プロセスどうしの争いのようなものだ」ということが

実際に確認され始めたのだ。

 

一方には、高い認知プロセスがある。

これにあたるのが、前頭前皮質という脳の比較的新しい部分で

複雑な問題解決や抽象的な考えを司る。

 

もう一方の部分は比較的古い部分で、主に辺縁系

またの名を「爬虫類脳」といいい、危険やセックスなど

存在に関係する活動への本能的なアプローチを司る。

この前頭前皮質が将来どんな不都合が表れるかを

想像できるのに対し、辺縁系はそうした将来的な結果に関しては

まったく関知しないという奇妙なカップルはすべてにおいて異なっている。

[「衝動」に支配される世界 我慢しない消費者が社会を食いつくす」

ポール・ロバーツ著 神保哲生解説 東方雅美訳 ダイヤモンド社より引用]

 

食べると「旨いが死ぬ」or「食べなければ生き延びる」

という選択肢ならだれでも容易に後者を選べるだろう。

 

問題は、近代の科学の進歩のおかげで

生み出された農薬、食品添加物、薬品などは

ただちに健康に影響のでない。

 

食べものには、残留農薬、食品添加物が含まれる。

人の生命や健康に対するリスクと有用性を秤にかけ

有用性が勝れば、これを是とする考え方が行政や食品メーカーなどの主流となっている

 

リスクが全くない、ゼロリスク論は

個人的には目指したいがあくまで理想論である。

 

一般的にはネグリジブルリスク論が採用され

リスクがあっても化学物質を使用することの有用性が勝る時には許可されている。

 

※ネグリジブルリスク論:些細なリスクがあっても

それに勝る有用性があれば、使用を認めてもいいという考え方をいう。

毎日一定の量を摂取しつづけた場合、10〜100万人に一人が

あらたに死亡したり重篤な疾患になるリスクをいう。

[食の安全事典 山口英昌監修 旬報社]

 

宝くじより当たる確率が高そうだとか

単体で認可されているといっても複合でのリスクはどうなのかとか

通常の人より敏感だとどうなるのかとか

想定されているより大量に食べた場合はとか

 

そんなことはさておき

 

将来得られるであろう利益(不健康にならない)

というものは、とてもイメージし辛く、後回しにされる。

 

そして「近視眼的な実行者」が勝ってしうのである。

 

 

身体に悪いとわかっていても

つい食べてしまう自分を許してあげることにしよう。

そう、それは「爬虫類脳」があるかぎり仕方ないこと。

 

ただ、危険な誘惑の多い現代社会を

健康で乗り切るためには、将来どんな不都合が表れるかを

想像できる前頭前皮質を日々鍛えていくしか無いようである。

 

誘惑が目の前にやってきた時

衝動で行動する前に、一息ついて

冷静に、そして客観的に異時点間の選択をし直してみる。

 

そんな訓練を積み重ね「計画者」を育てていこう。

健康の知識があるなしに限らず

異時点間の選択は間違えるものだと認識した上で。。

 

| 東洋医学 | 18:33 | comments(218) | trackbacks(0) |
味噌は財産!

3年以上前に味噌を仕込んだ樽を

感謝の気持ちを込めて洗浄しました。

 

旨い味噌を醸し、そして

保存し続けてくれて本当にありがとう!

 

本日残りの味噌を取り出し

しばしお役ごめんでございます。

感謝。

 

 

こないだの三連休は移動が多かった。

土曜日に東京で食養生ジュニアコーディネーター養成講座を開催!

無事9名の食養生仲間が誕生!

 

日にちをまたぎながら安曇野に戻り

息子の散髪などを楽しみ、その日の夜にはつくばまで移動開始。

 

またまた食養生ジュニアコーディネーター養成講座の

臨時開催があり、また90分4コマの講義をしました。

会場↑つくばカピオ

 

つくばの街並みはすっきり感があります。

電線が無いせいかな。

 

企画から準備手配をしていただいた

日本食事療法士協会、茨城支部長の広木仁先生

ありがとうございます!

 

そして、また日付をまたぎながら帰宅。

 

出張以外にも、地元の幼稚園での講演など

この一週間はわりと出歩いており、家のことが滞っていた

今日この頃。

 

明日から息子も夏休みになるので

本日は家のことをしようと決めました。

 

そして、はじめたのが

冒頭の味噌樽のお片付け。

 

天気がいいので今年仕込んだ梅を干し

そして醤油の腕まくり

 

2013、14、15年に仕込んだ醤油樽がずらり!

4家族で共同で仕込んだ醤油で16年のは別の場所に。

 

東京から信州に引っ越してきて6年目

稼ぎ得られるお金とはまた違う

貴重な財産をたくさん得られている気がします。

 

醤油をまぜながらいつも思う。

これらの保存食は、なんてすばらしい財産なんだろうか!

何かあってもこれで生きていけるなぁ〜。

と。

 

通常の流通には乗らない

素材や仕込みなどこだわりの発酵食品たち。

お金では買えない生きる糧たちです。

 

味噌がカビるなど、まだまだ課題があり

日々勉強、実験中ですが

旨くて、そして健康維持ができこりゃ最高やね。

 

金銀財宝を蓄えている気分にひたり

ニヤけながら見回りました。

 

これを読んでいただいた方。

我が家の財産自慢に

お付き合いいただきありがとうございました。

 

 

 

 

| 東洋医学 | 11:40 | comments(215) | trackbacks(0) |
白隠禅師の内観の秘法
何か目標に向かって頑張っている時
自らの健康を犠牲にしていることはありませんか?

目標達成と健康保持の両立のための手段はたくさんあります。
その中で今回は食養生で「心」「太陽」に次いで重要な
「空気」に関する有効策の一つを紹介します。

それは「内観の秘法」です。

五百年間に一人の偉人といわれている白隠禅師が
「内観の秘法」という呼吸法をからめた養心養生法を
記録に残してくれています。

《白隠禅師自身、二十六歳の時に長年のはげしい修行の疲労が一時に出てきて
遂に発病し極度の精神衰弱と肺結核に悩まされ、全身の衰弱ははなはだしく
あらゆる鍼灸医薬にも見はなされて、生への希望は失われてしまったのであります。》

《たまたま、京都の近くの白河の山奥に隠棲する白幽仙人から、養生と征病の秘訣をおしえられ
松蔭寺へもどり、真剣に実行してさしもの大病をなおすことができたのであります。》

世に有名な『夜船閑話』は白隠禅師七十三歳の円熟した作品であり
八十四歳の天寿を全うする直前まで諸寺で説法をされていたようです。

さて、内観の秘法に話を移すと

《白隠禅師の門をくぐった頑健な青年たちが、師のはげしい修行鍛錬にあい、往々にして修錬が限度を超え、苦節精進の節度をうしない、過労と睡眠不足と栄養不足と身心の苦悩のために全身衰弱はなはだしく、たちまち顔色青く憔悴してしまうのでした。

師はこのさまを見て非常にあわれんで、参禅求道の人々に対して、調心調息法および観法、想像力、観念力構造法、精神集中、自己統一をもって、人体の血液の自然循環をととのえ、生理作用を活発にし、生命力の対抗機能をはたらかせ、自然良能を旺んにし、養生、養心、療病、健康、および長寿の秘訣となるところの「内観の秘法」をおしえられたようです。》

ではどのようにするのか
その一部要点だけでも紹介しておきます。

《床に入り眠りに入るまえに、両脚を長く踏みそろえ、一身の元気を臍のまわりから気海丹田、腰、股や両脚から足のうらに下し充して、下半身に力をかけ下腹部に力を入れて錬る呼吸法をおこないながら、抱いている心の思いをすべて投げ放ち、つぎの内観の四句を心にしずかに何回も繰りかえし観じて、心の働きをその句の意味に集中し、精神を統一して深く心に内観してゆきます。

一、    わがこの気海丹田(きかいたんでん)腰脚足心(ようきゃくそくしん)、まさにこれわが、本来(ほんらい)の面目(めんもく)、面目なんの鼻孔(びこう)かある。

二、    わがこの気海丹田、まさにこれわが本分(ほんぶん)の家郷(かきょう)、家郷なんの消息(しょうそく)かある。

三、    わがこの気海丹田、まさにこれわが唯心(ゆいしん)の浄土(じょうど)、浄土なんの荘厳(そうごん)かある。

四、    わがこの気海丹田、まさにこれわが己身(こしん)の弥陀(みだ)、弥陀なんの法をか説く。



三、四十分間も心静かに観じてゆきますと、手足は温かくなり、何とも言えぬこころよい気分にひたれます。そしてよい気持ちになったまま、ぐっすり眠りに入るのです。
一夜あけて、睡りからさめますと、新鮮な活力が全身にみちみちているのに気がつきます。》

※《 》内「白隠禅師 健康法と逸話」 直木公彦著 日本教文社より引用

気海は、おヘソの下から指の幅1本半分のところにあるツボです。

現代は呼吸の浅い人が多いようです。
このへその下が動くような深い呼吸ができていることが
健康保持のためにも、何を食べるかより重要です。


※写真は白隠禅師ではございません。
福の神などはみんな腹がポッコリだなと思い載せただけです。


下腹ポッコリは現代の女性にとっては
なんとかしたい悩みかもしれませんが
下腹部にあるがあることは健康の証でもあります

東洋医学でも「原気が旺盛であれば
下腹部に張りがあり、体内の臓腑器官も力強く働く。
したがって、活気があり粘り強く、疾病にかかりにくい。」
とあります。

へそ下の下腹部を触ってみて「ふにゃ」としている人は
上記の「内観の秘法」に限らず、深い呼吸を身につけてみるといいでしょう。

私自身、食生活は日々変わっていなくても
つい先日、便の状態が崩れ、体調が落ちていました。
その際、下腹部を確認すると軟弱になっていました。
丹田を意識し深い呼吸法する手段として
今回は「内観の秘法」を試してみました。

その効果はすばらしく、一晩でかなり回復しました。

「食」も大切ですが、それ以上に
「空気」の影響がいかに大きいがを再認識したしだいです。

何か不調を感じた時、自分の呼吸の状態を確認することは
とても有意義です。

また、日々の生活に腹式呼吸を取り入れるだけでも
心身の状態が大きく変わります。
 
| 東洋医学 | 16:16 | comments(2) | trackbacks(0) |
幕内先生へのインタビュー記事の掲載(医道の日本)
「粗食のすすめ」や「変な給食」で有名な
幕内先生へインタビューしてきた。

幕内先生は、多くのがん患者に食事指導してきた膨大な実績のある
栄養の専門家である。

掲載されたのは「医道の日本」という鍼灸師をはじめ
代替医療の専門家が読む月刊誌である。



こちらの雑誌には一年前にもコラムを掲載していただいた。
今回は、2014年5月号で、「食」をテーマとした巻頭を企画があり
そちらで専門家へインタビューをするというお話をいただいた。

幕内先生の言うには、
最近の食事指導はとても簡単だ
とのこと。

その理由は昔は健康度が50点ぐらいの人を
70・80点へと引き上げる食事指導をしていた。

しかし、最近の若い女性は
それはそれはひどい現状で、マイナス200点ぐらいからの改善開始なので
すぐ簡単に結果がでる。とのこと。

確かに。。。

具体的な方法としては
「カタカナ食を減らす」である。
ハンバーグ、スパゲッティ、パン・・・
当たり前に浸透しすぎていてfカタカナを抜くと
食べるものがなくなる人が多いのでは。

本来の日常のベースであるはずの
ご飯、お味噌汁、お漬物が食卓に上がるのが珍しい人も多い。
日本人なのに。



過去の健康法から最新の健康法まで幅広く熟知している先生
の勉強法の一つで、驚いたのはコンビニ通い。

「年間1000回はコンビニに行く」とのこと。
しかもあらゆるものを身をもって試す考えのようで
買い物もしているようだ。

視察まではマネできても
それを食すのはマネできなぁ・・・。


インタビューした直後
さっそく私の事をブログに書いておられた。
http://blogs.yahoo.co.jp/makuuchi44/54577921.html
鍼灸師や東洋医学の専門家に対する
イメージにどうも偏りがあるようだ。

先日は話を聴くのがメインだったので...
反論は遠慮したが、名刺代わりに差し上げた本の説明も
し足りなかったようである。

幕内先生!ご安心ください。
タイトルは安易なダイエットですが
中身はちゃんと養生の基本をわかりやすく紹介しております。

また、ご推察通り(未読とのこと)
「ごはんをきちんと食べれば
太っている人は痩せる、やせている人は太る
いや普通になる」という内容で合っていおりますよ。

さすがである。

本や私への誤解はいいとして
鍼灸師や東洋医学への誤解は
取材の本筋とは異なるが、あえて時間を割いてでも
議論しておいた方が良かったのかもと
今更ながら反省している。


プロのカメラマンも同行しての取材だったので
オットコ前に撮影していただいた。(笑)
それにしてもずいぶんおっさんになったもんだ。

二十代は老けてみられたくてヒゲを生やしたり
オールバックにしていたが、そろそろ
戻してもいいんかも。
 
| 東洋医学 | 10:27 | comments(43) | trackbacks(0) |
なんでも食べてきた日本人
日本人にとっては蛸(たこ)は馴染みの食材だが
世界で蛸を食べる習慣は、文明国では日本とイタリアだけだそうだ。

「日本人は二百七十種の貝、二百種の魚、二十種の哺乳動物、八十種の鳥類、九十種の海藻、その他、昆虫、爬虫類、頭足類など千五百種にも及ぶ動植物を食べてきた。」

Wikiより、マダコ


天災の多い日本列島のでは確かに特徴としては
天災が多く、気温の周期や海流の変異がある日本列島は
一見住みづらいように感じられるが
長期的に見ると生物の多様性を生み出し豊富な食材を生み出している。

また、天災はときには飢餓周期とも言える食料の間断も作り出した。
そのことが種の保存の本能から食べれるものはなんでも食べるという
民族性をつくり出したともいえる。

「 中国人の料理の広東料理の食材には、蜥蜴(トカゲ)もあれば、こうもりもあり、ゲジゲジから、蛇、猫、すべてを料理して食べるが、それでも全部で八百種ぐらいのバラエティでしかない。
それにくらべて日本人は千何百種、その一倍半にもあたる多くのものを、食べてきた。いわば何でも食べてきたのである。 」

これは日本人がつい当たり前に感じてしまう
日本列島の生物多様性のすごさに起因している。

とても恵まれた環境だった事実に感謝したい

ただ、現代の日本人はこの豊かな恵みより
海外の珍しいものに興味関心が高く。
本当の贅沢を見失っているいるように感じる。

そして、我々はこの環境を搾取破壊するのではなく
いかにして共存してゆくかを見つめなおす時期に来ている気がする。


「 日本列島の位置は温帯圏にある。しかも気象の上では、季節風と貿易風が吹き、寒流と暖流が流れ込む。二つの海流が交わりぶつかり合うところには、いろいろな回遊魚が遊泳している。しかも岩礁性と砂浜性との両方の海岸線が北海道から鹿児島までぐるりと一周している。そのため自然からとれる食料は種類が豊富であった。 また、森林の多い日本の国土の中には、多くの森林性哺乳動物が太古の昔から棲んでいた。複雑な地形は大小各各種の動物の分布を可能にしたし、鳥類もいろいろな種類がたくさんいた。 さらに岩礁や砂浜、三角州などの複雑な交錯は、豊かな沖積平野と海岸線を形成し、主として太平洋岸をとまりなく大陸棚は豊富な海藻と大量他種類のプランクトンの発生地となった。その結果、他種類の魚介類の繁殖をもたらし、豊富な山の幸と海の幸を人々に提供した。」
(「」内は『日本人の歴史●第二巻 食物と日本人』樋口清之著 講談社より)

 

| 東洋医学 | 10:02 | comments(18) | trackbacks(0) |
歴史上の「知的転換」

現代の常識は過去の非常識。そして未来の非常識かもしれない。

栄養学は19世紀末に大きな知的転換があった。


当時は「病気は何か有毒なものがあるために起きるのであって、何か良いものが無いためではない」という時代であり菌や毒素といった悪者探しに熱中していた時代である。

パスツールとコッホの発見から出発した病気の「病原菌論」が医学の全文野を支配したことも部分的には原因であり、上記の原理を生み出した。
また、ヒトに必要な栄養はタンパク質、糖質、脂肪の「食事の三大栄養素」であるとするリービッヒおよびドイツの後継者の考えが根底にあった。

最初に疑問を提出したのはペレイラだったろう。(※1804-1853 ロンドン病院の外科医)『食物と栄養』ではリービッヒのドグマに疑問を持ち種々の食物を摂ることが絶対的に必要であることや、野菜と果物を摂らなければならないということを含む栄養理論を公表した。
しかし19世紀半ばは、三大栄養素とエネルギー必要量のほかに命を保つのに別の栄養素賀必要であるという事実は、ドイツ生理学者たちにより無視された。

壊血病がミカン科または他の種類の新鮮な果物や野菜によって予防または治癒できることは19世紀中頃までにわかっていた。(現代栄養学ではビタミンCの不足が原因とされる)しかしある種の解毒剤がこの中に含まれているのでではなく健康に必要な成分が含まれているからだということは予想外のことであった。このような結論に達する知的転換は19世紀末になって初めて得られた。

(栄養学の歴史 ウォルター・グラットザー著 水上茂樹訳 講談社 参照、一部抜粋)

 

その後、現代に至るまではビタミンやミネラル、食物繊維など多くの必須栄養素が見出され逆に正義の味方探しの時代となっている。

そのため多くの人々の中に「栄養素」や「身体に良いもの」とにかく入れようと意識が浸透している。

 

19世紀の栄養素を軽視した悪者探しも、現代の正義の味方の探しと過剰な取り入れも、どちらも極端である。

 

では東洋医学、食養生ではどうか。

全体を観るというのが基本なので、もちろん摂り込むのも大事だが排泄も含めトータルで考える。

入れることに偏った現代では、いかに余計なものを出すかというのが重要と考える。患者を診ていて感じるのは情報過多が原因で心を煩わせ、食物が過剰で排泄できずに体内に停滞して病んでいる人が多い。

そろそろ知的転換として「いかに余計なものを出すか」という考えになっていいころではないだろうか。

 

例えば「癌」

19世紀的には何かしらの癌の原因となる悪者が身体に侵入したからだと考えるのか。

20世紀は何かしら足りないものがあるので、ビタミンやミネラル、酵素などなどあらゆる栄養素を補給しようと考える。

これからは、癌は身体のゴミ溜め的な役割として生み出したありがたい装置と位置づけとして、これ以上余計なものを入れない。そしてヒト全体として排泄する力を引き出すことを研究される時代になるのだろうか。

 

過去、カロリー以外にも必須栄養素があるという現在の当たり前が

当時の権威であるリービッヒからプルーナに至るドイツ生理学者たちにより無視されたように、現代でも、「腸造血論」(千島・森下学説)などが無視されている。

 

しかし、情報革命が起き、Web上で情報が拡散する現代では、権威がどうあれ「知的転換」は既に起きているといってもいい。

ただし情報格差の時代でもあるため、一部の人々のなかでの知的転換ではあるが。

 

もう、ダイエットでもそうだがカロリーに振り回されたり、菌やウイルスを敵視したりする19世紀的な考えは卒業しよう。

 

もう、栄養を補給するなど、健康法をプラスすることも十分にしてきたはずである。
新たないいモノ探しをするより、早寝早起きの規則正しい生活をして
腹八分でよく噛んで食べるといった誰もが知っているが情報の山に埋もれてしまっている食養生の基本をただ実践するだけの方がよい。

 

今、している余計なことをいかに手放すという

知的転換こそが健康への近道である。





| 東洋医学 | 06:23 | comments(12) | trackbacks(0) |
| 1/4PAGES | >>