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70%健康マガジン
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白隠禅師の内観の秘法
何か目標に向かって頑張っている時
自らの健康を犠牲にしていることはありませんか?

目標達成と健康保持の両立のための手段はたくさんあります。
その中で今回は食養生で「心」「太陽」に次いで重要な
「空気」に関する有効策の一つを紹介します。

それは「内観の秘法」です。

五百年間に一人の偉人といわれている白隠禅師が
「内観の秘法」という呼吸法をからめた養心養生法を
記録に残してくれています。

《白隠禅師自身、二十六歳の時に長年のはげしい修行の疲労が一時に出てきて
遂に発病し極度の精神衰弱と肺結核に悩まされ、全身の衰弱ははなはだしく
あらゆる鍼灸医薬にも見はなされて、生への希望は失われてしまったのであります。》

《たまたま、京都の近くの白河の山奥に隠棲する白幽仙人から、養生と征病の秘訣をおしえられ
松蔭寺へもどり、真剣に実行してさしもの大病をなおすことができたのであります。》

世に有名な『夜船閑話』は白隠禅師七十三歳の円熟した作品であり
八十四歳の天寿を全うする直前まで諸寺で説法をされていたようです。

さて、内観の秘法に話を移すと

《白隠禅師の門をくぐった頑健な青年たちが、師のはげしい修行鍛錬にあい、往々にして修錬が限度を超え、苦節精進の節度をうしない、過労と睡眠不足と栄養不足と身心の苦悩のために全身衰弱はなはだしく、たちまち顔色青く憔悴してしまうのでした。

師はこのさまを見て非常にあわれんで、参禅求道の人々に対して、調心調息法および観法、想像力、観念力構造法、精神集中、自己統一をもって、人体の血液の自然循環をととのえ、生理作用を活発にし、生命力の対抗機能をはたらかせ、自然良能を旺んにし、養生、養心、療病、健康、および長寿の秘訣となるところの「内観の秘法」をおしえられたようです。》

ではどのようにするのか
その一部要点だけでも紹介しておきます。

《床に入り眠りに入るまえに、両脚を長く踏みそろえ、一身の元気を臍のまわりから気海丹田、腰、股や両脚から足のうらに下し充して、下半身に力をかけ下腹部に力を入れて錬る呼吸法をおこないながら、抱いている心の思いをすべて投げ放ち、つぎの内観の四句を心にしずかに何回も繰りかえし観じて、心の働きをその句の意味に集中し、精神を統一して深く心に内観してゆきます。

一、    わがこの気海丹田(きかいたんでん)腰脚足心(ようきゃくそくしん)、まさにこれわが、本来(ほんらい)の面目(めんもく)、面目なんの鼻孔(びこう)かある。

二、    わがこの気海丹田、まさにこれわが本分(ほんぶん)の家郷(かきょう)、家郷なんの消息(しょうそく)かある。

三、    わがこの気海丹田、まさにこれわが唯心(ゆいしん)の浄土(じょうど)、浄土なんの荘厳(そうごん)かある。

四、    わがこの気海丹田、まさにこれわが己身(こしん)の弥陀(みだ)、弥陀なんの法をか説く。



三、四十分間も心静かに観じてゆきますと、手足は温かくなり、何とも言えぬこころよい気分にひたれます。そしてよい気持ちになったまま、ぐっすり眠りに入るのです。
一夜あけて、睡りからさめますと、新鮮な活力が全身にみちみちているのに気がつきます。》

※《 》内「白隠禅師 健康法と逸話」 直木公彦著 日本教文社より引用

気海は、おヘソの下から指の幅1本半分のところにあるツボです。

現代は呼吸の浅い人が多いようです。
このへその下が動くような深い呼吸ができていることが
健康保持のためにも、何を食べるかより重要です。


※写真は白隠禅師ではございません。
福の神などはみんな腹がポッコリだなと思い載せただけです。


下腹ポッコリは現代の女性にとっては
なんとかしたい悩みかもしれませんが
下腹部にあるがあることは健康の証でもあります

東洋医学でも「原気が旺盛であれば
下腹部に張りがあり、体内の臓腑器官も力強く働く。
したがって、活気があり粘り強く、疾病にかかりにくい。」
とあります。

へそ下の下腹部を触ってみて「ふにゃ」としている人は
上記の「内観の秘法」に限らず、深い呼吸を身につけてみるといいでしょう。

私自身、食生活は日々変わっていなくても
つい先日、便の状態が崩れ、体調が落ちていました。
その際、下腹部を確認すると軟弱になっていました。
丹田を意識し深い呼吸法する手段として
今回は「内観の秘法」を試してみました。

その効果はすばらしく、一晩でかなり回復しました。

「食」も大切ですが、それ以上に
「空気」の影響がいかに大きいがを再認識したしだいです。

何か不調を感じた時、自分の呼吸の状態を確認することは
とても有意義です。

また、日々の生活に腹式呼吸を取り入れるだけでも
心身の状態が大きく変わります。
 
| 東洋医学 | 16:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
繰り返される「糖質制限ダイエット」のブーム

ご飯やパンなど炭水化物を控える「糖質制限ダイエット」の第一人者として知られた
ノンフィクション作家、桐山秀樹氏が今月6日、心不全のため61歳で急死されたようです。

桐山氏の関係者は死因と糖質制限との関係を否定しているが
専門家からは、極端な糖質制限を長期に行うリスクを指摘する声も上がっているとのこと。

以上、「桐山秀樹さんの急死で波紋 「糖質制限ダイエット」専門家はリスク指摘より引用。

桐山さんとはなんの面識もございませんが
とても残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。

さて、不謹慎であることは重々承知をしておりますが
あえてこの話題に触れます。

この度は糖質制限ダイエットをする際に
認識しておくべきリスク露見しただけです。
なんら不思議な事象でもなく、おそらく氷山の一角かと想像します。

このニュースを見て最初に思い出したのは
二年前に『世にも恐ろしき糖質制限食ダイエット』を執筆中だった
幕内先生にインタビューをした時の話題です。

幕内先生「日本で最初の糖質制限食ダイエットは1956年の和田式ダイエットです。著者は和田静郎氏。ごはん、パン、穀類、イモ類を食べるな、という主張です。大ブームでした。その後、宮本美智子氏が講談社から出版した『世にも美しいダイエット』が50万部の大ベストセラーになりました。名称は糖質制限ではありませんが、こちらも穀類、イモ類といった炭水化物をやめるべきだという。子どもや女性が真剣に継続すれば栄養失調になります。」
辻野「やつれても、体重が減ってダイエットできたと喜ぶ人がいますね。」
幕内先生「短期間で血糖値を下げたり体重を減らすだけです。『世にも美しいダイエット』は著者が51歳のとき脳溢血で死亡し、ブームは緩やかに去りました。死因が糖質制限かどうかは分かりませんが、今度私が講談社から出版を予定している『世にも恐ろしき糖質制限食ダイエット』の編集担当者の上役が当時その後始末をした人で、苦情がたくさん来たそうです。糖質制限食ダイエットがいいか悪いかを考える前に、なぜ以前のブームが終わったのか、その歴史を知るべきでしょう。食事にあるのは歴史で、エビデンスはありません。「科学的」という言葉がついて新しきダイエットで登場し、人体実験が進んだあとに結論が出ます。ブームを過ぎて忘れられ、20、年後、30年後に名前を少し変えてまた出てきます。」
(「医道の日本」2014年5月号より引用)

もし、過度な糖質制限ダイエットをされている方がおられるのであれば
当然、同様の突然死のリスクを抱えていることを認識する必要があります。

その上で、肥満による多くのリスクと比較し
突然死のリスクを承知で糖質制限ダイエットを続けたいのであれば
とめませんが、私は過度な糖質制限ダイエットはお勧めできません。

あえて、「過度な」とつけたのには理由があり
適度に、さぼりながらの糖質制限は糖質過剰な現代においては有益な場合もあります。

そもそもの問題点は2点あります。

その1
「糖質≠ごはんやパン」という点です。
糖質制限イコール、炭水化物抜きとか米やパンなどの主食を減らすと認識している人が多いように感じます。
お米は100%炭水化物かというとそうではなく、35.6%が炭水化物です。食パンだと46.7%、うどん(ゆで)21.6%です。和牛ヒレが0.3%、牡蠣4.7%、大根4.1%などに比べると圧倒的に多くはなりますが炭水化物はあらゆる食品に含まれる栄養素です。
 
例えば、さつまいも(焼き)39.0%、栗(ゆで)36.7%、干し柿71.3%といくら主食の米を抜いても厳密には抜くことは不可能でしょう。
ちなみに炭水化物の内訳として食物繊維と糖質があります。
 
糖質制限をするのなら、本来、食物繊維やビタミン・ミネラルなどを含む米やパンを抜くのではなく、糖質以外の栄養素が欠落した砂糖や異性化糖などの精製された不自然な糖質を抜くことが一番効果的ですし、これなら食養生的にもお勧めです。

ただし、「一物全体食」や「身土不二」に反する極端な食生活にはかならず落とし穴があります。


その2
「糖質制限に痩せる効果はあっても、健康になるとは限らない」という点です。

現代人の多くが食べ過ぎから、肥満や多くの病や症状を引き起こしているので「腹八分に医者要らず」とむかしから言われているように、食べる量が制限されることは好ましいです。特に過剰に間食を摂っている人が砂糖や異性化糖などの大量に入っている飲料やお菓子類を減らすダイエット効果は大きです。
問題は、炭水化物の摂取を動物性蛋白質や脂質に置き換えた際にあらわれます。それらの摂取割合が増えるほど腎臓疾患や心血管疾患死亡リスクなどが増えるということがわかってきています。三大栄養素のバランスが崩れることは痩せることと引きかけに身体の不具合や突然死のリスクを背負うことになります。

「栄養学分野のアインシュタイン」と称される栄養学の世界的権威T・コリン・キャンベルコーネル大学栄養生化学部名誉教授、は動物性タンパクの摂取が多くなるとがんを誘発することを証明している。発がん性の物質を摂取しても動物性タンパクが全摂取の5%以下ならガンは進行せず20%の場合らガンは増殖するという実験結果が得られた。また、植物性のタンパクでは20%を超えても影響が少なかった。
つまり、糖質の制限にとどまらず、動物性の割合が過剰に増えるといったアンバランスな食事になることが問題なのです。


適切な三大栄養素の摂取割合として食事の三大栄養素(たんぱく質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate))のエネルギー比率を「PFCバランス」というものがあり、PFCバランスの適する範囲は、「日本人の食事摂取基準(2010年版)」の30歳以上の目標量を参考にするとP:9〜20%、F:20〜25%、C:50〜70%を大まかな目安とできます。
つまり国の見解として、全摂取エネルギーの50~70%は炭水化物から摂取るのが健康バランスに適していると示しているのです。

その点からも炭水化物を抜くようなダイエットが現代栄養学にも真っ向から反する特殊で不健康なダイエット法だということになります。


持病があり不健康だが長寿なのと、直前まで元気でコロッ亡くなるのと
どっちを良しとするかは、人ぞれぞれの価値観があり、強要はできません。

ある意味「ピンピンコロリ」が理想の死に方だと考えれば
糖質制限は素晴らしいとも言えなくはないです。

死に関するとことはとても繊細な配慮が必要です。
しかし、万人が確実に経験することでもあり
無視するよりはしっかり考えておくべきことと認識しております。

この記事により不快に感じられた方もいるかと存じます。
お詫び申し上げます。すみません。

糖質制限も本質的な砂糖を減らすようなものであればいいです。
上記で指摘したような主食である米を食べないような
本質をはき違えた過度な糖質制限ダイエットをしている人は
しっかりとリスクを認識しておかないと後悔することにもなりかねないです。

今回、どれほど流行していたかは知りませんが
おそらく一旦収束して、また、忘れたころにブームが来るのでしょう。

その時は私やあなたの子どもや孫が
その落とし穴にはまるかもしれません。

流行に流されない芯を作るためにも
「一物全体食」などの食養生の基本を
しっかり受け継いでいきたいものです。

 
JUGEMテーマ:健康
| 時事ネタ | 12:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
ご挨拶と新春セミナー
あけましておめでとうございます。

安曇野で迎えた新年は
春かと間違うほどに暖かな陽気で始まっております。

今年はどのような一年になるのでしょうか。
個人的には、昨年末にいい趣味を見つけました。
餅つきです。


玄米餅つきに参加させていただく機会があり
その魅力にとりつかれており
今年も参加したいと企んでおります(笑)

また、ここ5年ほど大きく育児に傾けていた重心を
仕事側へ少し戻し、適度なバランスを構築していく予定です。

また食養生の実践の場の構築にも注力し
多くの方々が健康を取り戻す、また未病を防ぐための
お手伝いができるようにしていきたいです。

私の住んでる中信地区(長野県の真ん中あたり)では
食と健康に意識の高い方々が集まっているおもしろい地域であり
新たな動きがどんどん湧き起っています。

その流れに調和して地元でも楽しい企画をしていきたいと存じます。
日本全国から、そして世界中から集まるような場所に!

世界各地では異常気象が頻発しており
その原因はよくわらりませんが
ポールシフトしているとか、地球は氷河期に向かっているといった
様々な情報が飛び交っています。
中国経済にも注目です。1月8日から株の「売り禁止」が解除される
影響はどれほどあるのでしょうか。
(2015年8月の上海株急落を受け大株主の持ち株売却の禁止というすごい介入があったようです。)

あらゆる価値観が変動していきそうな気配があります。

CO2削減とか電力の自由化とかの流行もありますが
既得権益を守りたい人たちが扇動する情報には
振り回されないようにしたいものです。

今年は、国政選挙もあります。
政治と健康は一見遠いように感じますが
TPPの問題や福祉政策など私たちの生活と健康の
大きく関わっています。

日本は政治的な発言がしづらい雰囲気に包まれておりますが
それは、そう感じてほしい人たちがいるという事でしょうか。
そんなニュースも新春早々にありましたが
政治的なものでも必要な情報は共有していきたいです。
(facebookにてシェアすることが多いです)

もちろん選挙投票にいきますが、私たちの日々の消費が重要です。
安い輸入食品を買うことは、その裏に
国内で頑張って本物の食べ物を作っている人たちを
廃業に追い詰める結果にもなりえます。

どこで何を買うかが一番大きな影響力をもっています。
三宅洋平さんも「日々の消費活動が世の中を変える力を持っている」みたいなことを言っていて
その言葉がガツンと胸に突き刺さりました。

世界中では今まさに戦争中の場所がたくさんあり
食べ物を自由に選択すらできない人々が大勢います。

選ぶことができる幸せをかみしめながら
正しい選択をするように心がけたいです。
それが、自分の健康のためでもあり
子どもや孫の世代が幸せにくらせる世の中にするための
責任でもあるような気がします。


さてさて、前置きが長くなってしまいましたが
私が講師を務めている日本食事療法士協会の
新春セミナーが1月23日に恵比寿で開催されます。

今年の講師には富士山静養園の園主で医師の
山本竜隆先生をお招きしております。


山本竜隆先生は、アンドルー・ワイル博士が創設された米国アリゾナ大学医学部統合医療プログラムAssociate Fellow(2000年〜2002年)をアジアで初めて修了。
富士宮に朝霧高原診療所、滞在型の療養施設「富士静養園」を設立され、地域医療とヘルスツーリズムの両輪で、医療から行う地域活性や、「自然欠乏症候群」対策、自然環境保護を目指し活動されています。
『自然欠乏症候群 』、『食べもので「体の不調」を治す本』、『治る力を呼びさます・統合医療のすすめ』など、ご著書も多数執筆されています。

セミナーでは、現代人が陥りがちな自然欠乏症候群と、富士静養園での統合医療の取り組みについてお話ししていただきます。普段は富士宮にいらっしゃる山本先生のお話が直接うかがえる貴重な機会です。ぜひご参加ください。

詳細、お申込みは協会ホームページをご確認ください。

当日、春の野草ツアーの先行予約も行う予定のようです。
もちろん私は新春セミナーも野草ツアーも参加します。
ぜひ、一緒に本当の健康について学び
幸せになっちゃいましょう!


今年もよろしくお願いいたします。
| イベント告知 | 11:29 | comments(1) | trackbacks(0) |
近藤誠先生vs長尾和宏先生
2015年7月30日初版で
『長尾先生、「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?』

長尾和宏著 ブックマン社)が出版されています。


書籍の題名になっている
近藤誠先生は慶應義塾大学医学部放射線科講師で
第60回菊池寛賞を受賞!のベストセラー作家?でもあります。

こちらの書籍は2013年4月13日に「辻野式」でも紹介しました。

いまや超有名人の近藤誠先生に
これまた有名な医師である長尾和宏先生が
対決姿勢を打ち出した!
と興味をそそられ読んでみました。

内容としては、単な近藤理論の否定本ではなく
項目に分けて〇、△、×で評価しております。
近藤理論のつまみ食いで誤解されている方々への
解説と手引をするための補足本といったところでしょうか。


さて、長尾先生は著書の中で
がん放置療法の是非に関して否定しつつも
「近藤誠理論は現代の行き過ぎた
一部の治療行為に対して警鐘を鳴らすための
必要悪なのかもしれません」
と言っています。

どうしても売れる著書を作ったり
メディアに露出しようとすると
「○○は絶対にいい」「○○は意味がない」といった
断定を求められます。

実際の物事なんで白黒だけではなく
グラデーションがあってあたりまえ。
ましてや人の体はその反応も一律ではなく
多様性があるのが普通です。

現状に則して「○○となる場合もあるかと思います」
なんてぼやけてしまうと、何の刺激もなく
伝わりづらく説得力も出ません。

いくら素晴らしい内容でも
人目に触れなければ、情報を求めていいる人のもとに届かない。
そのことを考えると私は近藤先生の過激で不正確な表現は
ある程度は必要かと感じます。

なので、長尾先生も
不正確さを放置できないと指摘しつつも
「必要悪」として認めているのでしょう。

私も過去に「お米を食べるだけでこんなにやせた」(講談社)
や「週末お米ダイエット」(マガジンハウス)
という本を出しています。
内容は食養生の基本をわかりやすく
大切改善のための内容となっていますが
タイトルは「ダイエット」本です。

本を企画する際に「体質改善本」より
「ダイエット本」の方がより多くの方に手に取ってもらえるだろう
という編集者のアドバイスに、ごもっともと感じ同意しました。

市場流通に乗せるということは
様々な妥協があるのは当然です。

そのことをわかって、手に取った本を読むようにすれは
決して大きな誤解はないはずなのですが
書き手にとっての当たり前は
必ずしも読者にとっての当たり前とはならない。

長尾先生いわく、誤解して困っている人が
多数いたので今回の執筆に至ったようです。

余談ですが、嬉しいことに妥協のないズバリ「食養生」の本を
今年出版していただきました。
『からだと心を整える「食養生」」(技術評論社)


話はもどり、近藤誠先生の本を読むと
がん治療は不要、放置しておけばいい。
と感じます。

しかし、本当にそれでいいのかと疑問を持たれた人には
冒頭の長尾先生のバランスのいい意見は
とても参考になるでしょう。

長尾先生のご指摘はごもっともで
近藤誠理論のつまみ食いで誤解している人には
とても有益な指摘があり、がん治療の現状を考える上で
とても勉強になる方です。
ただ、近藤誠理論の指摘は多岐にわたり
読み進めるうちに要点がぼやけてきます。

「やはり放置はやめて、まずは抗がん剤をしよう」と
安易に流される人が出てくるような気がして心配です。

食事療法士としては
「がんを放置する」か「治療するか」の二択だけでなく
もっとほかの選択肢も加えた方がよいと考えます。

放置するだけも間違いで
放置するなら食養生で生活習慣をあらため
そもそも、がんが必要の無い体へ改善していく必要があります。

「気のめぐり」をみる食養生では
「心」の気のめぐりへの影響が一番大きいとしています。
(続いて、太陽、空気、水、食物の順)

まずは自己肯定をして家族間の関係を円滑にし
心の安定を構築すること。

そして健全な心身を取り戻すためには
「太陽」とともに
早ね早起きで規則正しい生活をする。
さらに早朝に散歩でもして朝日を浴びられれは最高ですね。

がん治療を受けるかどうかは
その次の次の話しですね。

食養生の基本を押さえ実践したうえで
治療を考慮する際には
上記の二冊の本はとても参考になります。



 
| 本の感想 | 14:42 | comments(1) | trackbacks(0) |
食品添加物の魅力と問題点
JUGEMテーマ:健康
誰もが日々口にしている食品添加物

しかし、健康に気遣う人なら
食品添加物はできるだけ避けたいと考えているのではないでしょうか。

そもそも食品添加物ってなんでしょうか。
厚労省のホームページでは以下のように説明しています。
「食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。
 厚生労働省は、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めています。
 また、使用が認められた食品添加物についても、国民一人当たりの摂取量を調査するなど、安全の確保に努めています。 」
(詳しくはこちら


なるほど、国が安全といってるのだから大丈夫!
ということになっています。

では、この安全という摂取量の算出方法をみてみましょう。

厚労省は「一日摂取許容量(ADI)」を決め
このADIをもとに、新たな食品添加物の使用の許可や
農薬の残留基準値を決めています。

ADIを算出するには、まず「50%致死量」を算出し、そこから薄めていき
これぐらい微量なら大丈夫という量を設定するのです。
(致死性の有毒であることが前提となっているのは皮肉なものですね)

ここで重要なのはADIの設定には
閾値があることが前提となっているのです。
[※閾値:感覚や反応や興奮を起こさせるのに必要な、最小の強度や刺激などの(物理)量。]

つまり、毒性が明確でないと閾値設定ができず
発がん物質は発がんするいう閾値はないためADIが設定できないことなります。
[※発がん物質は「摂取量に応じて確率的に発がんする危険性がある」というもの]

添加物を口にするときに
毒性に関しては薄いので大丈夫という国の保証はついていますが
わずかな確率に当たって「がん」になるかもしれないよ。
ということなのでしょうか。

じゃあ、なんでリスクがあるのに「食品添加物」を使うの?
そんな疑問がでてきます。

食品添加物で有名人といえば
「食品の裏側」の著者の安部司さんです。

安部さんはリアルな現状からその理由を教えてくれます。

世間の大多数が食品に
「安くて、簡単、便利、きれい、おいしい」
この5つを求めているからだそうです。

この5つを実現するため生み出されたのが
「食品添加物」「農薬」「遺伝子組み換え」「輸入」
の4つの要素です。

消費者のニーズに合わせようとすればするほど
「食品添加物」は不可欠で魅力的な白い粉たちなのです。
舌がもとめる五感をおいしさ(体が求めてなくても)を満たしてくれ
食中毒の減少や、日持ちがするといった利点も多く、
そして何より低コストなので安い!

リスクと有用性のバランスで考えると
多少のリスクは消えてしまうほど魅力的な
有用性を発揮しているのでしょう。

ただ、使わない方が自然であり
長期的な視点で健康を維持するためには避けたい。


先日、食養生コーディネーターの方から
面白い動画を紹介していただきました。

「添加物でハンバーグ弁当を作る!BAZOOKAケミカルクッキング!! 」
というものです。
[※動画を末尾に添付しておきます]

安部さんが先生となり
添加物だらけというイメージの
コンビニ弁当を、心を込め添加物を駆使して
作ってみようという面白い企画です。

調理台にはズラリと石油から合成された白い粉や
遺伝子組み換え作物から作られ精製された液体などが並びます。

コンビニ弁当に添加物がいっぱい入っているのは
周知の事実だとしても、「ご飯」にもいろいろ入っているというのは
驚く人もまだまだ多いのではないでしょうか。

通常、お米は水でといでから
適量の水を加えて炊くのですが・・・・


そこに加えられる添加物たちがズラリと並びます。

弁当に入れて遠くまで運ぶ
更に古米というハンディーがあるので
少なめに見積もってもこれぐらいは入っているそうです。
[※安い弁当を作るためには新米は使えません。
古米ならまだいい方、古々米とかもあるでしょう。]

 屮▲潺蕁璽次廖Ц妬討任癲△△乕垰弋帖△發舛發楚景討辰櫃なります。
◆屮妊ストリン」:ねばりとつやを演出
「サラダ油」:弾力を演出
ぁ屮櫂螢哀螢札螢鷸號短瀬┘好謄襦廖乳化剤

とまあ、ここまでが味関連で
次に日持ちも必要不可欠要素ですので・・・。
ゥ哀螢轡鵝日持ち剤。アミノ酸で「甘い」そうです。
これらに加えて化学調味料が入るところもあります。

サラダ油は食品とはいえ
安いものは当然米国産の遺伝子組み換え大豆などが
使用されているのでしょう。
[※日本では遺伝子組み換え食品には表示義務などの法律ありますが
油や醤油は「表示不要」となっております。]

このようにして、冷めてもおいしい
そして腐らないごはんが出来上がっているのです。

動画では米の他
ポテトサラダや漬物風のものと
ハンバーグが調理されていきます。

調理段階では出演者も食べたくなさそうな反応をしていますが
出来上がると、「おいしい」「いつもの味」となります。

原材料費を二割に抑えるための
数々の裏ワザが紹介されています。

情報としては知っていても
実際に映像で見ると衝撃的です。

しかし、私の感じた疑問としては
これを観たとしても「コンビニ弁当をやめる」という
選択に至らない人も多いのではないかと。

生きたニワトリをシメるところを見ると
気持ち悪くて「食べたくない」となりますが。
しかし、いざ調理され、から揚げとかになって出てきた時には
「うまそう!」に切り替わり、生きていた時のニワトリとかを
想像して食べれなくなる人は少ないでしょう。

それと同じで、知ってしまっても
工程を見なければ添加入りを食べ続ける人が多い気がします。

それどころか、科学技術すごい!と感心して
このケミカルセットが欲しいと思う人もいるのではと感じました。

当然賛否両論あっていいのですが・・・・。

安部さんの名言に、みなさんは
「粉は嫌いだけど、入ったものは好き」というのがありました。
口には、おいしいなど
短期の結果を見ると食品添加物は優れています。

しかし、長期的にみた体への負担など
総合的に考えると控えることがいいのはみんなわかっています。

しかし、コンビニ弁当はなくならない。
それどころか、大手の弁当ややスーパーやデパートの惣菜も
更には外食でも、加工食品を多用する家の食事でも
添加物は既に多用されており、増え続けるでしょう。

加工食品を避け食材から自宅で作らない限り
添加物からは逃れることは難しい時代になっています。

これは私たちが
「安くて、簡単、便利、きれい、おいしい」
を追い求めた結果です。

また、私たちにとって
「異時点間の」選択がもっとも困難な意思決定だから
というのも、添加物入り食品が選ばれる大きな理由の一つです。

異なる時間地点の結果を比較し総合的に
判断するのは脳の構造上とても難しいようです。

それでつい、われわれ消費者は
添加物入りを選んでしまうのでしょう。

そのことが、メーカに食品添加物を
使う原動力になっています。


我々の健康への影響も問題ですが
食事療法士として見過ごせない問題があります。

それは、食品添加物の消費量の増加の陰で
本物の調味料を莫大な時間というコストをかけ作っている
醤油や味噌蔵など伝統食品メーカーが
激減していっているという問題です。

更に添加物だらけの世の中にするのか
伝統調味料が存続し続けれるのかは
私たち消費者の日々の選択にかかっています。


では無添加ならいいのか?

食養生的には添加物に限らず
精製など過度に人工的に加工さている
精製塩や白砂糖、たんぱく加水分解物などは
区分け上、添加物ではなく「食品」であっても避けたい不自然なものです。

ちなみに、「たんぱく加水分解物」という白い粉は
食品なので大量に使っていても無添加とうたえます。

食品添加物も伝統食品も
食と健康に関しては、まずは知ることから。
そして、総合的に自分や子供たちの心身のことを考慮して
適切な選択をすることができれば
明るい未来がまっています。



添加物でハンバーグ弁当を作る!BAZOOKAケミカルクッキング!!
動画はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=Iw6ZifH5-aQ
| 食生活 | 19:41 | comments(18) | trackbacks(0) |
紫外線の避けすぎは危険!?
ビタミンDの必要性は知っていても
紫外線(太陽)を避けていませんか。



現代のような飽食の世の中
それも先進国内で太っていても栄養失調はありえます。
三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)は過剰ないわゆるカロリー過多だが
微量栄養素であるビタミンやミネラルが不足する栄養失調です。

世界人口の30~50%がビタミンD不足という説もあります。
今回はこのビタミンDに注目してみましょう。

ビタミンDは、腸からのカルシウムの吸収を高め血中濃度を高める働きや
腎臓の働きによるカルシウム排泄を抑制したり、骨から血中へカルシウムの放出を高めたりと
カルシウムとの関連性が高い。
また免疫反応への関与も示唆されている身体に不可欠な存在です。

ちなみに、カルシウムは骨や歯の形成はもちろん
筋肉の収縮,神経伝達物質を放出し興奮や緊張の緩和
血液凝固,動脈硬化や高血圧の予防,イライラを鎮めるなど
さまざまな生理作用があります。

このカルシウムを口から摂取すると
体内にあるビタミンDの働きでカルシウムが吸収されます。
つまり、ビタミンDの不足はカルシウム不足が招く様々な病態の一因にもなります。

例えば骨が正常に形成されない乳幼児の骨格異常である
クル病の原因のひとつとしてビタミンDの欠乏があげられます。

とまあ、ビタミンDが私たちに不可欠な栄養素であることはわかりました。

さて、栄養概念が浸透した現代で
なんと世界人口の30〜50%がビタミンD不足だとする
ボストン大学のマイケル・ホリック教授(ボストン大学医学センター医学・生理学・生物物理学部教授)の興味深い説もあります。

では、ビタミンDはどうやって補給しましょう。

ここで、何を食べればいいの?

と考えた人は要注意です。

健康マニアがはまりやす落とし穴にはまってしまいます。
魚の内臓にはビタミンDが豊富なので
小魚を内臓ごとまるごと食べるのは理にかなっています。
しかし・・・・

そもそも、ビタミンDは皮膚の中にあるコレステロールに
紫外線が作用して体内でつくられる一種のホルモンです。

つまり太陽を浴びればいいのです。

ビタミンというと食事から摂る栄養素だと思いがちだが
ビタミンDは食事から得られるより体内でつくられる量のほうが多いといわれています。

皮肉なこと、ビタミンDは体内で作れる栄養素ですが
生活様式の変化や紫外線対策などで現代人は太陽を浴びなくなってしまった。

そのせいで、大昔はあり得なかった
ビタミンDが不足する人が多発するという事態になっています。

以下、《病の起源1 睡眠時無呼吸症/骨と皮膚の病気/腰痛 NHK「病の起源」取材班[編著] NHK出版》
を引用しながら(引用箇所は斜字)すすめます。


上記のホリック教授が行った研究では

日焼け防止指数の高いものを使うと、皮膚でビタミンDを作る能力は
最大
99%も減少するという結果が出ました。
さらに最近の研究では心臓発作や脳卒中で死亡するリスクは、ビタミンD不足と
直接関係があることがわかっている。

「わかっていることは、ビタミンDには免疫系を調整する働きがあるので
儀薪尿病、リウマチ性関節症、多発性硬化症、炎症性腸疾患など
すべての自己免疫疾患は、ビタミンDが不足するとリスクが高くなるのです」


とのことです。
紫外線が強くなってきているので皮膚がん対策だとか
美白のためとか、日焼け止めクリームを塗る人も多いはず。
これは、行き過ぎた紫外線対策への警鐘でしょう。

食養生では太陽は朝日を浴びる「太陽食」を勧めており
食事内容を正すことより優先しています。
(太陽食について詳しくはこちらをご参照ください。)

少なくとも紫外線は絶対悪との誤解は避けたいです。
紫外線は私たちにとって必要な存在ですが
過剰になるとそりゃ負担にもなるだけのことです。
しかも、「太陽=紫外線」ではないです。
太陽の様々な恩恵の中に紫外線という要素もあるだけです。

さらに同書ではこんな衝撃の情報もありました。

 

日本でも今、ビタミンD不足の乳幼児が増えているという。
京都大学の依藤亨講師(小児内分泌代謝病学)は、京都市の産婦人科病院の協力を得て、
2
0065月から一年間、新生児1120人の頭蓋骨を調査した。
そのなかで、骨のやわらかい子が約
2割いることが判明。
4〜5月生まれの割合が高く、11月生まれは少なかった。
ビタミンDは紫外線を浴びることで体内で活性化されるため
出産前
3〜4か月の日照時間の影響と考えられる。
1か月検診時の血液検査では骨のやわらかい子のうち約3割にくる病の兆候があったという。

血液中のビタミンDは母乳だけの子の約
6割が不足し
粉ミルクや混合栄養の子は全員正常だった(「朝日新聞」
200841日より)。

 

日本では日焼けを避ける傾向が強く
妊娠中でも部屋にこもったり
子どもを日光に当てないようにする母親が増えたことが原因のひとつだと考えられます。

母乳は免疫強化などメリットが多いが
母乳の中で唯一足りていないのがビタミンDであるという報告があります

ここに中途半端な健康法の自己処方の危険性があります。
妊娠中に、片や紫外線を避けておきながら
その一方で母乳だけの育児をしたいという人も割といるでしょう。

だからといって母乳が出るのに粉ミルクにするのは
食養生的にもおすすめしません。

粉ミルクを足さずに母乳だけで育てたいなら
妊娠中にいかに太陽のもとを散歩しているか
そして、乳児にも太陽を浴びさせてあげれるかが大切です。

自己流の健康法は食養生の基礎を押させていないと
危険だという一例ですね。


では、毎日どれぐらい太陽を浴びる必要があるのか。

東京都老人総合研究所の鈴木隆雄副所長は
特殊な日光浴をしなくても、毎日手や顔に少しずつ
太陽の光を浴びることが重要だと言う。
「血中のビタミンD濃度を上げるために必要な太陽光は
皮膚の露出が
1平行センチメートルであったら
大体
1時間浴びればいいと言われています。
顔全体を考えますと、それよりもざっと
100倍ぐらいは
露出していますから、ほんの
5分も浴びれば十分です。


季節の差は考慮する必要はあるが
それほど難しくはないはずです。

朝の日の出をいただくついでに
呼吸法や体操、散歩なども組み合わせると
ますますよいでしょう。

本来、健康を得るのにお金はかかりません。
健康に必要なものは大概身近に存在します。

その代表が「太陽」です。

紫外線を誤解されていた方も
これからは賢く紫外線ともお付き合いしていきましょう。



 


 
| 食事指導 | 20:14 | comments(8) | trackbacks(0) |
奇蹟の日本国憲法第9条

第9条といえば、日本国憲法の条文の一つである。

1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

第二次世界大戦直後のあの時代によくこんな素晴らしい
条文ができたものだとつくづく関心する。
いや、あの時代のあの状況だからこそできた。

GHQに押し付けられたという人もいるようだが
元首相である幣原喜重郎氏のひらめきであり、戦後の荒波を乗り切る
超奇策であったという説がある。

もし、植民地合戦が続いていたら日本は消滅していたかもしれない
しかし戦争放棄で国が戦後70年間も存続できている。
(厳密にはアメリカとの関係があるが、そこはさておき)
これは奇蹟といってもいいのでは。
そんな国際社会を当時、信じられたであろうか。

9条誕生の経緯はともかく
ぜひこの奇蹟を、継続し
9条を地球の常識としたいもである。

だが、その存続が外部からの侵略ではなく
国内から崩そうとしている人たちがいるようだ。
「戦争法案」なる言葉も出てきている。
今こそ、歴史を振り返り
今ある奇蹟を、9条を持てた幸せを再認識してみたい。

「温故知新」合掌!


元衆議院議員平野三郎氏が、故幣原喜重郎氏から聴取した
戦争放棄条項等の生まれた事情を記したものが存在する。


【以下引用】

「集団自殺の先陣争いと知りつつも、一歩でも前へ出ずにはいられない鼠の大群と似た光景―それが軍拡競争の果ての姿であろう。
要するに軍縮は不可能である。絶望とはこのことであろう。唯もし軍縮を可能にする方法があるとすれば一つだけ方法がある。それは世界が一せいに一切の軍備を廃止することである。
 一、二、三の掛け声もろともすべての国が兵器を海に投ずるならば、忽ち軍縮は完成するだろう。もちろん不可能である。それが不可能なら不可能なのだ。ここまで考えを進めてきたときに、九条というものが思い浮かんだのである。そうだ。誰かが自発的に武器を捨てるとしたらー
 最初それは脳裏をかすめたひらめきのようなものだった。次の瞬間、直ぐ僕は思い直した。自分は何を考えようとしているのだ。相手はピストルをもっている。その前にはだかのかだかをさらそうと言う。なんという馬鹿げたことだ。恐ろしいことだ。自分はどうかしたのではないか。もしこんなことを人前で言ったら、幣原は気が狂ったと言われるだろう。まさに狂気の沙汰である・・・・。」
【引用以上】

興味のある人は、ぜひ前後も読んでいただきたい。
幣原氏の思惑とひらめき、そして
奇蹟の9条誕生の裏側がかいま見える興味深い内容です。
「幣原先生から聴取した戦争放棄条項等
の生まれた事情について」−平野三郎氏記−憲法調査事務局          

http://kenpou2010.web.fc2.com/15-1.hiranobunnsyo.html

| 時事ネタ | 21:49 | comments(2) | trackbacks(0) |
野草を食べる。
野草料理教室と野草を食べる会に参加してきた。

野菜ではなく野草である。
いわゆる、その辺に勝手に生えている草。
そんな野山の草にも食べれば美味しいものがたくさんある。

昨日は、一歳児の次男もちょいとお味見。
時期的に大きくなりすぎた甘草、そのままかじっても
甘味がありおいしい。アクも少ないのでおひたしでいただけます。
野甘草(ユリ科、風邪、熱さまし、不眠、イライラ、利尿、便秘)

最初は野草見学ツアーからスタート

最初は野草見学会からスタート
5/6は参加人数も多く
先生は1人のはずだが、野草に詳しい参加者が多数いて
あちこちで野草教室が勃発!

「何でも生で食べれば、自分の適量がわかる
必要以上にアクを抜いたり、火を通したり、味付けしたり
食べやすくするから、限界がわからず食べ過ぎるんだ」
と、おっしゃるワイルドな方もいた。
納得。


食べられる野草でも
食べごろを逃すと、アクや苦味が強くなったり食べづらくなる。
野草の旬は数日のものもあり、どんどん入れ替わる。
つまり野草を知るということは
旬を知り、季節感をより感じることができる。

例えば、たんぽぽは食べられるが
蕾ができたり花が咲いたりすると苦味が強くなり食べづらくなる。

土筆も胞子を飛ばす前がよい。
あの緑色の胞子に命がつまっている。
そこをいただきたい。

本来なら、旬が短い野草だと
その日に食べられるものは限られているのだが
5/6の松本市中山「喜源治」での野草を食べる会は
様々な野草を冷凍しておいてくれたので
一度に多くの種類を食べる体験ができた。



天ぷら担当はタラの芽などの山菜と
葛の芽やスイバなどなどを大量30人分揚げています。
途中からついでに歌声もあがってきました。
ありがとうございます!


あえもの担当は、先生の指示通り甘く味付けをしたいまぜ係と
添加物たっぷりのめんつゆや白砂糖をあまり使いたくない調味料入れ係との
静かなバトルもあり、盛り上がっていました。
がんばって~!

そしておにぎり担当に
持参したうみたま(自然海塩なのでしっとり)を皿に盛ってだしたのですが
「もっとサラサラのはないの」と却下されました。
これで酵素玄米おむすびをつくったら最高やのになあ。。。



囲炉裏を囲むには多すぎる人数で
野草満載、更には野生のきのこ汁まで
主催の小松さん、先生、そして参加者の皆様ありがとうございます!
貴重な体験が出来ました。



4/22に行ったシャロムの野草料理教室は
かなりレベルが高く本当にその時、そこにある季節を
堪能し楽しむことがでる内容だった。
特に講師のタミ先生の料理は素材を生かす料理方法で
食材や調味料にまでこだわりがあり
美味しく、安心安全なお食事でした。

シャロムの自然農の畑にて、収穫実習。景色も最高!
ハコベ(ナデシコ科、胃腸、腫れ物、歯痛)は
上の方だけを摘み取ります。
自宅のハコベを下の方から全部収穫したら
さすがに筋張っていてい食べにくかった。

荒れ地にはイネ科の植物が最初にでてきて
次にツクシやスギナが肥えた土壌を肥やし
最終、土壌が肥えてハコベが生えるそうです。



会場がシャロムのレストランなので
酵素玄米に窯焼きのパンまでついて
知識欲の食欲も満たされ大満足。
ありがとうございました!

どちらの会も楽しかったが
野草を生活に取り入れたい私には
タミ先生の教室に通い学びたいと感じた。

そもそも野草は強いから
食べ過ぎない方がいいらしい。

アク抜きも必要だが
アク抜きをすると薬効成分も8割ほど減少する。
美味しく食べるだけならアク抜きと味付けを
しっかりすれば良いのだが、いい塩梅を習得したい。

忘れないように、学んだ野草を
メモしておこう。

ギシギシ(タデ科、便秘や動脈硬化によい。)
葉が開く前のとんがっている部分を取って食べる。


ハルジオン(キク科)
ここまで大きくなり花が咲くとわかりやすいが食べづらい?
5センチぐらいの小さいころは食べやすく
春菊みたいです。


オオバコ(オオバコ科、消炎、利尿、止瀉作用など)
香りがマッシュルームに似ている。もいで生でかじると
昔、友人宅でよく出てきた生マッシュルームのサラダを思い出した。


スイバ(タデ科、便秘、利尿、かゆみ)
葉っぱや茎をかじると酸っぱくておいしい。
サラダにレモンをしぼる代わりに刻んでいれたら美味しかった。


ヨモギ(キク科、冷え性、胸焼け、止血、胆汁分泌、糖尿)
よもぎ餅はおいしいが、包丁で刻むのはちと大変です。
我々鍼灸師は、もぐさとしてお世話になっています。



手前、カラスノエンドウ?(マメ科、胃炎)
葉の閉じてる先数センチをつんで食べる。

奥、スギナ(トクサ科、糖尿、肝炎、胆石、できもの、咳、たん)
乾燥させお茶にして飲むとカルシウム豊富でよい。
タミ先生はチヂミに入れて焼くとおいしいとのこと。
チヂミ
ちなみに、ツクシ(トクサ科、糖尿、肝炎、胆石、湿疹、腎炎、ガン)は知っていても
つながっているスギナは知らない人がわりといた。


カキドウシ(シソ科、糖尿、黄疸、結石、乳腺炎)
熱湯を注げば、ハーブティにして飲める。


健康のため野菜にもこだわろうとた場合
農薬や化学肥料を使っている野菜より
無農薬・無化学肥料の野菜を選びたい。

ただ、有機野菜にもいろいろある。
例えば抗生物質漬けの鶏の鶏糞も有機肥料になる。

有機肥料すら使わない、自然栽培や自然農など
より自然に近いものは尚良いなどなど
栽培方法にもいろいろあり、何がいいのか見極めるのが難しい。

また、種も重要である。
自然な在来種や固有種なら素晴らしいが
F1種が蔓延しや遺伝子組み換えなどが出てきているので
選ぶ技術を更に要する時代になっている。

いくらこだわったところで
そもそも野の草を食べやすく品種改良したのが野菜である。

美味しさはさておき、より健康を重視するなら
理想の野菜を追求していくと野草になるのではないだろうか。
野草こそが本来の命がぎゅっとつまっているお宝に感じる。

とまあ、そんなことを考えながらも
野草を楽しんでいきたい。

普通の人には雑草だらけの田の畦も
今は野菜畑に見えてくる。

自然の恵み命に感謝。
合掌!

 
| 食材調達 | 22:56 | comments(1) | trackbacks(0) |
そこで薬?
驚いた。
赤ちゃんの画像診断(エコー)をする際は
薬で眠らすとのこと。

先日、次男の発熱が続いたため心配した妻が
念のため町医者に連れていくと、大病院に回され
川崎病の疑いが強いとの診断で即入院と言われた。

出先の私に妻から電話が来たので
入院は断るようにお願いし、予定を変更して帰宅した。

川崎病は原因不明の病気で治療法はない。
だからと言ってほっておくと、まれに動脈瘤ができる。
すると心臓の血管を詰まらせ死に至るリスクも若干あるようです。

入院すれば他の可能性を削除するための抗生剤や
血をサラサラにする薬の点滴をすることになる。
また熱を下げたりといった対症療法を施していただけるとのこと。
あと、何かあった際にすぐに処置がきるというのが魅力?
根本治療でもないに薬が多用されることに疑問。

誤解の無いようにあえて言いますが
私は現代医学の検査や診断技術は信頼しています。
ただ、治療は東洋医学を推奨していますので
ご提案いただいたどの対症治療もお断りしたい。

あと1日熱が続けば川崎病の確定の五要件目を満たし
入院を拒み続けることが難しくなるというところで熱が下がり
ギリギリ川崎病ではないということになった。

熱が下がったことに診断した医師は相当驚いていたが
円満に入院せずに済みました。

これは、妻の頑張りのお陰です。
たんなる発熱が、入院騒動になったことで
妻も本気で食養生に取り組んだ。
寒いので休んでいた朝散歩の再開や
腹八分でオヤツも我慢し徹底した。
本当に頑張った。スゴい。
食養生は理屈は簡単でもを実行するのは難しい。

もちろん鍼灸師でもある私も
息子を治療したが、そんな効果は微々たるもんである。
母乳を飲んでいる1歳児の身体は
母親の心身の状況次第。ありがとう。

熱は下がったが、二週間はリスクが高いため
医師より心臓の状態を確認するため画像診断(エコー)を
ご提案していただいた。
私の中では大丈夫だという確信があったが
心配する家族の安心材料として、エコーなら
受けてもいいかと妥協したのだが・・・・。

赤ちゃんの画像診断(エコー)をする際は
薬(抗ヒスタミン剤)で眠らすとのこと。
医師の説明によると風邪薬を飲んだら眠たくなるというのを利用しているとのこと。

まあ、1歳になったばかりの子に
「じっとしていて」というのは無理な話です。

だからといって薬で眠らせてまで
安心材料を得るというのはできない。
どちらもリスクがあるなら
やはり負担のない方を選び、リスクを減らすべく
食養生を徹底する事を選びました。

危険と言われた二週間は過ぎリスクは回避できたようです。

完全復活!

そもそも発熱は悪いことではないですがね。
| 個人的な話 | 21:13 | comments(3) | trackbacks(0) |
念願の「食養生」本
JUGEMテーマ:健康
「食養生」の書籍がついに完成!
過去にダイエット関連の書籍は出したものの
私の主たる活動である「食養生」がタイトルとなる本の出版は初めてである。

2014年12月24日より
『からだと心を整える「食養生」』辻野将之著(技術評論社)が
店頭にならびます!
店頭にない場合はアマゾンでも買えるが
店員さんに入荷依頼をしていただけると嬉しい。

東洋医学を基本とした食養生の世界に
私は18歳より関わってきている。

師匠、菅野賢一医学博士への弟子入りにはじまり
東洋医学の基礎を習得するため鍼灸の専門学校に入り国家資格も取得。
さらには生産者を訪ね歩く全国放浪の旅をしたり
治療院の開業、宿泊型治療院である養生プランを宿泊施設内につくったり
日本食事療法士協会にて食養生コーディネーターの育成などなど。

そんな20年近くの勉強や治療活動を通じて得た食養生の世界がある。
その食養生の根幹をなす基本的な考え方を一冊の本に
上手く選抜し凝縮できたのではと自画自賛している。



本の裏表紙には本書の構成が記載されていますが
食養生の基本が第10章までで紹介しており
最後に「食養生 活用編」が付いている。
基礎編と活用編の二冊が合体したようなお得感があるのでは。

特に
「食養生 活用編」
はおもしろい内容である。
活用編の中には9つの目的別に食養生の取り入れ方を
食養生の古典より引用をしながら紹介している。

・健脳×食養生
・美髪×食養生
・長寿×食養生
・三大疾患×食養生
・出産育児×食養生
・緊急時×食養生
・お酒×食養生
・更年期×食養生
・アスリート×食養生

例えば「長寿」の項目では
唾液と長寿の関係(以下[ ]内に一部抜粋)や
食養生的な唾液の飲み方、その他、天海の長寿の秘訣
長寿のための性行為、七養などを紹介している。


[腎を養うことが長寿の秘訣

腎は我々が後天的に取り入れる命の源である精を宿している場所です。つまり若々しくいられるかどうかは「腎精」次第であるとも言えます。腎精の衰えは、頭髪、耳、骨、脳、生殖器に症状が出ます。禿げ、難聴、骨粗鬆症、痴呆、更には成長不良や、不妊、精子減少なども腎が弱っていることを表します。
腎の「精」が尽きた時、それは「精根尽きた」という言葉の通り命が尽きる時である。
この腎精を補う養生方法は多々あり「玉泉」を飲むのもその一つです。
「医心方」には「玉泉(唾液)」を飲む「錬精」養生方法・・・]

これを機に歯磨き粉を卒業しましょうとは言わないが
少なくとも唾を吐き捨てる癖がある人は改めた方がよいでしょう。
これからの季節、風邪ひきなどで痰がからむ人は
もちろん痰は捨てていただきたい。がその時に唾液はできるだけ回収しておきたい。

このように、自分の出来る範囲で活かせる
食養生の知恵がたくさん詰まっている
食事療法士おすすめの一冊である。


 
| 食事療法士活動 | 07:19 | comments(46) | trackbacks(0) |
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