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腸内細菌との共存

『変わらないために変わり続ける』福岡伸一著 文藝春秋

 

ベストセラー『生物と無生物のあいだ』で有名な福岡ハカセ。

分子生物学の専門家なので、専門家ならではの興味深い情報が織り込まれながらも

文章は美しく読み物として純粋に楽しめる。

 

『動的平衡』も食養生の考え方を

最先端の分子生物学が証明してくれたようで

とても興奮しながら読んだ記憶がある。

 

また、その後銀座でのイベントにて福岡先生とご一緒する機会があり

「食べ物は血となり肉となる」についてどう思うかを聞いた事があった。

 

過去の「辻野式」に、その際の様子を書いたことがあったと思いだし

検索してみると、あった!

2011年の1月に会っているのだが

しかも、その4か月前に、福岡先生に会いたいと書いているのもあった。

 

会いたいと宣言したしただけで

4ヶ月後には会えている事実に驚き反面

そういうものなんだなあと妙に納得。

 

会う前の記事

http://kenko.soragroup.jp/?eid=1264517

会って、「食べ物は血となり肉となる」について質問した時の記事

http://kenko.soragroup.jp/?search=%CA%A1%B2%AC%BF%AD%B0%EC

 

さて、本題に戻って

『変わらないために変わり続ける』という

『動的平衡』と同じような意味のこの著書は

福岡先生がニューヨーク市のロックフェラー大学に留学中の

体験したあれこれを書き留めた記録3ページ完結のお話しが満載の楽しい読み物である。

 

その中で面白かったのは

腸内細菌が「ない」せいで病気になる?

という項目である。

 

今の世間の風潮としては「菌」はとにかく殺す方向にある。

食品は基本殺菌し、更にソルビン酸(広範囲に微生物に抗菌性を持つ保存料)などで

菌が繁殖しないように様々な手を打つ。

 

食品以外でも文具から遊具まで抗菌グッツだらけ。

いたるところで抗菌、殺菌、滅菌

発酵食品に必要な麹菌や納豆菌など有益な菌があることは認識しつつも

基本的には食中毒などのリスク回避のため

一般的には菌はまとめて殺してしまっているのが現状である。

 

最近では、行き過ぎた菌との隔離が

様々な新しい病気を生み出しているとか

菌を殺す抗生物質の多様が抗菌薬(抗生剤)が効かない多剤耐性菌を生み出しており

やみくもな菌排除ではなく共存に切り替えて行った方が良いのではと感じる。。。

そんな意見は少数派なのかな。

 

福岡先生はそんな現状に以下のような一石を投じている。(【】内、引用)

【細菌の存在が病気をもたらす、これがこれまでの医学の常識だった。ところが事実は逆だったのだ。最近の非存在こそが病気をもたらす。そして有用な細菌を駆逐しているのは、抗生物質の濫用など、過剰な医療行為の結果、あるいは行き過ぎた清潔幻想であるかもしれないのだ。合成保存料の問題もこの文脈から再検討する必要がある。】

 

ヒトのゲノム情報が完全に解明され、また大量のDNAを高速解析する技術が

飛躍的に改良されたことで、腸内にどんな菌がどれくらいいるかが探れるようになったようである。

 

【リットマン博士はマウスを使って免疫の研究をしていたが、あるとき彼は不思議なことに気づく。遺伝的に同じマウスなのに、ある種のT細胞(Th17)の量に大きな差があったのだ。Th17は日和見感染(健康なら問題ない病原体による感染症)を引き起こす病原体を倒すのに重要な役割を果たす。だからTh17が少ないマウスは日和見感染しやすい。】

【ウンチDNAを調べると、腸内細菌の中にふつう存在するセグメント細菌がいなかった。そこで博士らは腸にセグメント細菌を移植してみた。するとたちまちTh17細胞が現れたのである。】

 

これは腸内細菌がないことが病気の原因になる

そんなことが科学的に証明された面白い事例である。

また、最近判明した事実として

【クローン病患者の消化管には特定の病原菌がいるのではなく、ありふれた腸内細菌のひとつクロストリジウム属菌が少なくなっていたのだ。】

と紹介されている。

 

安易に施される過剰な医療行為や、行き過ぎた清潔幻想

そして、食中毒のリスク回避とはいえ食品に使う保存料など

腸内細菌に直接影響する口に入れるもの達は特に

世の中全体として切り替わっていくことを切に願う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:健康

| 本の感想 | 11:28 | comments(85) | trackbacks(0) |
あこがれのあの人に質問!
 ロハス雑誌「ソトコト」がプロデュースする
『巴馬ロハスカフェ/BAMA LOHAS CAFE」が
明日、銀座にオープンします。
http://www.bama-cafe.com/

そこで本日レセプションパーティーがあり
「ソトコト」さんには以前ダイエット企画にてご一緒し
大変お世話になっているので顔をだしてきました。

店名になっている巴馬は世界的に有名な長寿村です。
そこの人たちが食べている不老長寿の秘薬とされる
「火麻」という麻の油を料理に使用しているのが特徴のお店です。

今後の展開を楽しみですね。


そして、そこで何と
私が今一番気になっている人である
福岡伸一教授にお会いしお話しをする機会をいただきました。

福岡教授は「生物と無生物のあいだ」のベストセラーで有名な
分子生物学者です。


教授にした質問のうち2点をご紹介

東洋医学の世界では「食べ物は血となり肉となる」という言葉があります。
(これって一見あたりまえのようですが
科学的にはお米が赤血球にはならないし、血液は細胞には変化しません。
ただ、栄養が供給されるだけとことなのかな?)
分子生物学の専門家の観点からはどう考えますか。

すると福岡教授は
「まったくそのとおりです」
「食べたものが細かい素材となり肉の材料ととして全身に散らばり
結果的に肉の一部となっています」

おお〜!力強いお言葉!!

もう一点は
血液が腸で造られるとう説がありますが・・・
(現代生理学的には骨髄で血球が作られる)

「千島学説ですね」

そうです!御存じだったんですね。

「腸で食べたものから血液の素材はつくられますが
腸が血液を生みだす器官とは考えられない」

なるほど、そうですよね。
ちょっと期待してしまっていたが
まっとうな科学者なら当然の答えだろう。

更に深堀していろいろお話ししたかったが
私一人で教授を独占しても申し訳ないので
またの機会を楽しみにお別れしました。

福岡教授はおそらくパーティーの食事も食べれていなかったように思う。
そんな中、丁寧に質問に答えていただき
本当にありがとうございます!
多謝!!

| 個人的な話 | 17:08 | comments(11) | trackbacks(0) |
福岡伸一教授が好き
福岡伸一教授は「生物と無生物のあいだ」(講談社現代新書1891)
で有名な方です。

私が今、最も会いたい人です。

最近この教授が気になってます。
「生物の無生物のあいだ」も面白かったが
「動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか」(木楽舎)も
かなり面白かった。

医療や、代替医療に関わる人は絶対に面白いはず。
それ以外でも食と健康に関心のある人なら読むべき本ですね。


そもそも生命とはなにか?
学者たちの歴史やその背景等を語りながら
現状の最新の考え方を分かりやすく説明してくれている。

そのことから現代の様々な問題点が
分かりやすく解き明かされる。
ドキドキする反面、とても爽快感を感じる内容です。

それは、福岡教授がとても常識的な専門家なので
テレビや雑誌的にはスポンサーのマイナスになるので
NGになりかねない本質的な発言もあるからです。

受け取り方によってはサプリメントや栄養補助食品
否定論者ともうけとめられる発言もあります。


話はかわりますが
「食べ物は血となり肉となる」

日本で昔からいわれている言葉で
東洋医学をベースとする食事療法士としては
とも大切な基本的な考え方です。

ほとんどの方がこの言葉を聞いても
なんら違和感はないはずです。


我々はこれら「食べ物」と「血」「肉(細胞)」は
「芋虫」が「サナギ」に変化し「蝶」になるのと同じぐらい
自然なことと捉えています。

しかし、栄養学や解剖・生理学を学ぶと
おかしいことに気づきます。

現代の多数派の意見では
食べ物は赤血球には変わりません。血球は骨髄で作られます。
そして血液は栄養を運ぶことはあるが細胞には変わらない。
細胞は細胞分裂によて増殖し決して血液が変化し
細胞になることはない。
ということになっています。

つまり芋虫と鳥の関係ですね。

鳥はあくまでも鳥であり
たんに芋虫を餌として取り入れるだけ。

一見どっちでもいいやんん。
と思うことなんですが、とても重要です。

この東洋医学的な生理・解剖学の考えが証明されたときには
現代医学の根底からヒックリ返ることになります。

また、そこには「ノーベル学賞」ものの大発見が
多数介在しています。

これは、誰も指摘してこなかったわけではなく
多数派にかき消されているだけです。

例えば千島・森下学説の「腸造血論」
血球が骨髄ではなく腸で作られるという。
これが証明されてしまうと、そりゃ大変!
骨髄バンクは不毛な努力をしていたことになるし
それ以外の治療方法もどんどん崩壊する。


今から400年程前は地球中心説(天動説)が主流だった
これを覆す太陽中心説(地動説)は唱えるだけで
ガリレオのように処罰される。そんな時代だった。

今から考えると笑ってしまうようなお話しです。

スペースシャトルが存在してる現代で
そもそも天動説が地動説なのか議論する必要がない。
ただ、事実だけを見ればよい。

この血液の話はコペルニクス的な
再発見であり、不当なもみ消しが行われ続けているのかも。


そこに終止符を打つのが福岡教授ではないかと期待しています。
福岡教授の専攻されている分子生物学の観点から
これらの問題点の明確な答えが出てきているように感じる。

ただ、そこにある事実をみるだけでよい。
そんな時代が近づいてきた。

多謝!!










| 本の感想 | 14:00 | comments(9) | trackbacks(0) |